■ストリングス(ガット)は季節ごとに! 

 ラケット面に張ってある糸のようなものはストリングスとかガットといいます。  ガットは本来動物の腸の意味なので、ストリングスと呼ぶのが良いようです。  ストリングスは合成樹脂やナイロンなどで出来ています。  ナチュラルガットとは牛の腸で出来ているそうです。  (湿気に非常に弱いのでラケットごとビニール袋に入れて保管します。)
 ストリングスは温度や湿気によって、伸びたり縮んだりします。  鉄道の線路も夏の暑い日には伸びるそうですヨ!  打たなくても環境の変化で伸びたり縮んだりするので、どんどん劣化していきます。  ストリングスは生き物なんです。 ずっと張っているとボールの飛びも悪くなります。  振動吸収性のあるストリングスはその性能がなくなります。  悪くすれば手や肘や上手が痛くなることも・・・
 最低でも温度や湿度の変わる季節ごとに変えましょう。 打たなくてもなんです。  張り替えると気分も気持ち良いものです。  1年も張りっぱなしでは駄目ですよ(笑)  試してみては?
■グリップテープは斜めに巻きましょう。

 ラケットのグリップは、手と接している重要な部分です。  ラケットを手にように扱うことが一番なのです。  グリップテープはただ単に斜めに巻いてあるのでは ありません。  グリップを握ったとき ちょうど手が斜めに位置するように握ると  グリップにフィットするようになっているのです。
 グリップテープの巻き方が斜めになっていないと プレイ中に  少しずつグリップを握る手がずれてハンマーグリップになっていきます。  ハンマーグリップとはトンカチを握るときのような握り方です。  グリップを握るとき 手の平が出来るだけグリップと接しているように!  基本の握り方は、小指側の手首上のふくらみにグリップが接して  中指と人差し指が少し離れるように握ります。   (フォアハンドの握り方ですネ)
 グリップテープはラケットのグリップの上に巻くもので  汗やすべりを押さえてくれるものです。  汚れれば交換できて、色もカラフルでお洒落です。  でも巻くときは丁寧に斜めになるように巻いてくださいね。  巻き方が悪いとずれたり、外れたりします。
 そしてちゃんと斜めに綺麗に巻かないと  手の平はテープにフィットしようとするために  グリップテープの巻き方にあわせようとして変わってしまうのです。   綺麗に巻かれたグリップテープは握り方を正しくしてくれます。  意外と気をつけなくてはならないことなんですヨ。
■ラケットを時には短く持ってみよう。

 レシーブで相手の速いサーブが自分の正面に飛んできた。  あなたならどうしますか?  僕は時間的に身体を逃がしてレシーブすることができないと感じたら  ラケットをとっさに短く持ってレシーブします。  すると ラケットを長く持つと正面に来たサーブのボールは  窮屈でしっかり振れないことが解消されて  コンパクトに振りぬいてレシーブが可能になります。  ボレーで自分の正面に打たれたボールも  ラケットをとっさに短く持ってボレーすると上手くいくこともあります。  いつもより力んで打ってしまうときも  ラケットを短く持ってみると上手く打てることもあります。  サーブの調子が悪いとき、ラケットを短く持ってサーブすると良いときがあります。  試してみましょう。 結構おすすめです。
★グリップチェンジ★  ラケットを握るとき、フォアハンドとバックハンドでは  グリップを握りかえることが必要なことがあります。  特にフォアハンドを多く打った後に急にバックハンドのほうへボールが飛んでくると   グリップを上手く変えることが出来無いこともあると思います。  バックハンドが苦手な方は、構えるときはいつもバックハンドのグリップで  ボールを待つと良いでしょう。  握りかえるときは構えて、ボールが飛んできたときに  身体の前で握りを変えてからテイクバックする場合と  テイクバックをしながら握りかえる場合があります。  どちらもラケットを持たない手で握りを変えるのをサポートすることが良いのです。  フォアハンドで打つときはラケットを持つ腕のみを後方に持っていくのではなく  ラケットを持たないほうの手でラケットのスロート部分を持って  ラケットを持つ腕を後方に押すような感じで両腕で途中までテイクバックをすると  ラケットを持たないほうの腕が斜め横まで動いて  しっかり上半身を捻った状態になれます。  これを肩がしっかり入ったテイクバックと呼んでいます。  このときラケットのスロートを持ったラケットを持たない手の平を  手首を動かして自分の方に向けるようにしてみましょう。  ラケットを持った手の中でグリップがずれるように軽く持っておくことで  グリップチェンジが出来ます。手の中でグリップがずれるように  力を抜いておくことがコツなんです。  バックハンドでもラケットを持たないほうの手でラケットのスロート部分を持って  ずらすと上手く行きますヨ。両手打ちバックの方は利き手を上手くずらせるように  してみましょう。  おすすめです。 ★腕の回転★  サーブでは腕の内旋という動きをつかうのですが  この動きはなかなか感覚として掴みにくいと思います。  内旋という動きは腕を内側にひねる動きのことです。  サーブの動きは手でボールを上から投げる動きと似ているのですが   ボールを上手く投げることも結構難しいですね。  野球の投げ方にそのヒントがあるのですが   手でボールを投げるときはボールを親指人指し指中指の3本で握っているために  中指を意識した腕の回転になることが多いのです。  なにも持たずに利き腕をまっすぐ水平に伸ばして腕を回転させてみましょう。  腕をひねったときに腕の回転軸は中指を中心とした回転になるとおもいます。  これを小指を中心とした回転運動にしてみてください。  ボールの投げ方はこれがコツなのです。  これは野球をしている方は良く知っていることです。  先日テレビでも放映されていました。  腕をひねって投げるとき、小指を軸とした回転運動にすると  肘が前に出てきて良い投げ方になります。  サーブも同様に、打つときに小指側から振るように打ってみましょう!  すると肘が良く曲がり、内旋の動きも良くなります。  サーブの威力も増すと思います。 ★ラケット面の上下を使う★

 ラケット面の上で打つととても回転が掛かることがあります。  そしてボールが浅くなることがあります。  ラケット面の中央に当たらないときは、手元に近いところで当てるように打って行くと  中央に当たるようになることが多くなります。
 逆に考えると、わざと浅いボールや回転をかけたいときは  ラケット面の上のほうで打つのです。  深くボールを打ちたいときには  ラケット面の下のほうで打つようにするのです。  ローボレーで深さを出したいとき  ラケット面の手元よりで打つようにすると深く飛んでいきます。
 逆にドロップボレーや浅くボレーしたいときは  ラケット面の上のほうで打つと上手く行くことがあります。  ただラケット面の上ばかり使うとストリングスが切れることがあります。  アングルショットが上手く行かないとき  ラケット面の上のほうで打つと上手く行くときがあります。
 深いロブを打ちたいときには  ラケット面の手元に近いほうで打つと上手く行くことがあります。  試合などでプレッシャーが掛かってしまうとき  この方法で上手く打つことができたことがあります。
 あまりいい方法でないかもしれませんが  参考までに(^^)

★ボールの高さにあわせる★

 テニススクールでは、コーチは打ちやすいボールを球出ししてくれます。  ですがラリーや試合では打ちやすいボールはほとんどない事が多いのです。  フットワークがよければ、ボールとの距離感をとり  腰から膝の高さで打つことも出来ますが  普通は低いボールや高いボールを打たなくてはならないことが多いです。
 僕は中高生の子供たちにテニスを指導しているんですが  上手く後方に下がって打てない子や高く跳ねてくるボールを打てない子が多いのです。  これは腰から膝の高さに来るボールを打つことに  多くの時間を割いてきたからに他なりません。
 実践でボールを打ち返すためには3種類のスイングを覚える必要があります。  腰から膝の高さで打つ基本的なスイング  膝よりも低い高さのボールを打つスイング  目線よりも高いボールを打つスイング  の3つです。  低いボールは後方でラケットを低くして、振り上げすぎないようにスイングします。  高いボールは後方でラケットを高くして、振り下げすぎないようにスイングします。  ボールの高さにあわせたラケットの引き方をすると 上手く打つことが出来ます。  コツは構えなんです。  低くボールが来る時は、前に構えたラケットを低くします。  高くボールが跳ねてくると思ったら、構えの時点でラケットを高く構えます。  これだけでだいぶ変わります。  参考までに(^^)
★滑るスライスを打ち返すには★

 スライスで打たれたボールが低く飛んでくるとき  ボールが滑って来るので上手く打てない方もいると思います。  先日、相手からスライスアプローチを打たれると上手く返せないと  悩んでいる中級クラスの生徒さんから  どうやって打てばよいのでしょうかと質問がありました。  何とか相手に打ち返そうと必死でラケットを振り上げている様子なので  スライスボールについてまずは説明してからアドバイスをしました。
 スライスボールは逆回転のかかったボールです。  飛んでくる高さやコートにはずむ時のボールの軌道によって  スライスボールは滑るように飛んだり 飛ばないで止まるようにバウンドします。  これはボールの軌道がコートに対して  どのような角度で飛んでくるかによるのですが、これを入射角と呼びます。
 スライスボールが高く飛んで来て入射角が大きいときは  ボールはバウンドした地点からさらに飛んでいくのではなく  止まるような感じになります。  その場ではずんでしまう感じです。  または逆に動くこともあります。  これがドロップショットやスライスのドロップボレーと言われるものです。
 スライスボールが低く飛んできて入射角が小さいときは  ボールはバウンドした地点からさらに低く飛んでくるような感じになります。  これが滑ってくる感じなのです。  逆回転のかかったボールはコートとぶつかったとき  逆回転のために、コートの上で飛んできた方向と逆に飛んでいこうとします。  回転でボールがコートを逆方向に蹴っていくという感じです。
 そのため飛んでいく方向への力よりも回転によるコートを蹴る力が大きければ  その場ではずんだり、逆に動いたりします。  小さい場合は、コートの上で回転の力が消されてしまうと考えています。  そのためにバウンド後は軽い順回転のかかったボールになってしまうのです。  滑るというのは実は滑っているというよりも  スライスボールが空中で飛んでいるときにはゆっくり飛んでくるかんじなので  バウンドしたあとにフラットボールに近い飛び方をするので  そのギャップから滑るという感覚になるのではと思います。
 バウンドした後は低く飛ぶフラットボールだと考えると  スライスボールを上手く打ち返すには  低く構えてフラットボールを素直に打ち返すような  レベルスイングをするのが打ちやすいと考えます。  相手からアプローチが打たれた時やスライスボールを低く打たれたときは  まず低く構えて低くラケットを出して  振り上げすぎることなく、まっすぐぐ当てていくのが上手く打つ方法になります。  特にアプローチを打たれると力を入れて打ってしまうことが多くなります。  相手がボレーをしようと前にでてくるのを見て焦ったり、相手の横を抜いてやろうと思ったり  打つので精一杯になってしまったりします。
 ボレーをする立場から考えると  アプローチボールを一所懸命に打ってくれるということは  ロブは来ないぞ!ボレーできるぞ!ということなので  ボレーヤーは楽になってしまうのです。  ネット近くにできるだけ近づいて、飛んでくるボールを  ボレーでカットすればいいという楽な気持ちになります。  しかも低く飛んでくるボールを一所懸命打とうとすると、振り上げてしまうこともあって  ボールが高く飛んでいってしまい、ボレーヤーに高いボレーを打たせることになります。
 またはネットにかけたり、アウトする大きなボールを打って  ボレーをさせることなくボレーヤーのポイントになります。  まずは低く滑るボールは低く構えて振り上げずに振ってみましょう!  フラットボールで飛んでくると考えれば、それをフラットボールで打ち返すように  素直にラケット面だけを作って打ち返してみましょう。  ボールをこすりあげて打とうとしたり、すくい上げるように打つのではなく  ラケットを低い位置で前に振ってみましょう。  ラケットをインパクトで止めてしまうような打ち方でも良いですヨ。  すると低い軌道でボールを打ち返すことができるようになります。
 ボレーヤーにとって嫌なのは低いボレーを打たされることです。  アプローチを打ったボレーヤーは  アプローチを打っただけで相手がミスしてくれることや  返ってきたボールが高く飛んできて  高い位置で気持ち良くボレーできることをとても喜びます。
 ですので返ってきたボールが低く飛んでくると  相手はボレーをミスしないように  つなげなくてはならなくなってしまうので嫌なのです。  相手にまずローボレーを打たせることによって  次のボレーがあなたにとって打ちやすいボールになれば  相手からポイントを取ることは容易になります。
 低く滑ってくるスライスのボールは  バウンド後はフラットボールと考えて振り上げないように  素直にフラットボールを打つように返すこと。  上手く打てない方!おすすめですヨ♪  僕はこれで打って、打ち返す自信がつきました♪  横も抜けるようになりますヨ♪
戻る