Disc Review


-ミシェル・ペトルチアーニ-

 

Au Thèâtre Des Champ-Élysées

(recorded 1995/ Dreyfus)

Personel:
Michel Petrucciani (pf)
-Disc 1-
1.Medley of My Favorite Songs
2.Night Sun in Blois
3.Radio Dial / These Foolish Things
-Disc 2-
1.I Mean You /Round about Midnight
2.Even Mice Dance / Caravan
3.Love Letter
4.Besame Mucho
ミシェルがパリにて行ったソロライヴを完全収録したアルバム。MCも入っていて今は亡きミシェルのライヴを聴いている感覚がかなり味わえる作品です。これだけでもかなり貴重!でしょう。しかもミシェルの愛していた曲をメドレーにした「Medley of My Favorite Songs」は40分にもなり、ハービーの「Maiden Voyage」、エリントンの「Take a "A" Train」、「Stella by Starlight」、「Autumn Leaves」などなどの有名な曲が連発します。そしてのミシェルの解釈には注目です。

 

Solo Live

(recorded 1997/ Dreyfus)

Personel:
Michel Petrucciani (pf)
1.Looking Up
2.Besame Mucho
3.Rachio
4.Chloé Meets Gershwin
5.Home
6.Brazilian Like
7.Little Peace in C for U
8.Romantic But Not Blue
9.Trilogy in Blois
(Morning Sun,Noon Sun
and Night Sun in Blois)
10.Caravan
11.She Did It Again /
Take the A Train/
She Did It Again
ミシェルと言えば@ソロ、Aライヴと言われたすばらしいところをすべて満たしたアルバム。もう彼の得意曲であった2,5,7,10,11なんかはなかなか真似のできる程度ではないです。彼のソロがいいと言われた要因がこのアルバムの中にも見えて、過度に難度が高くなく、表現がダイナミック、かつ観客の反応にアクティブに対応できるっていうのが大きいと思います。特に表現がダイナミックと言えば「Caravan」!!!ミシェルがピアノを始めたきっかけがエリントンにあるだけに入魂ものです。このアルバムはJazzって難しいかも??と思ったときにいいと思います。きっと心が晴れるはず。

 

Both Worlds

(recorded 1997/ Dreyfus)

Personel:
Michel Petrucciani (pf)
Anthony Jackson (bs)
Steve Gadd (dr)
Bob Brookmayer (tb)
Flavio Boltro (tp)
Stefano Di Battista (ts,ss)
1.35 Seconds of Music and More
2.Brazilian Like
3.Training
4.Colors
5.Petite Louise
6.Chloé Meets Gershwin
7.Chimes
8.Guadeloupe
9.On Top of The Roof
ペトルチアーニの夢だったスティーブ・ガッド、アンソニー・ジャクソンとのコラボレーションが実現したアルバム。ペトルチアーニの力強い音、ガッドの絶妙なドラムさばき、アンソニーのにくいばかりの音の使い方、どれも贅沢です。ガッドのドラムは今までのJazzドラムと違って一見スイングしてないように感じますが、普通のドラムが音を空けてスイングするのとは違い、彼は音を詰めて(入れてかな?)スイングしてる気がします。大体Swingっていうのは、リズム形態の問題ではなく、音楽に疾走感を与えられるかが問題なのでそういう意味でガッドのドラミングは文句ないでしょう。

 

Live at Bluenote Tokyo

(recorded 1997/ Dreyfus)

Personel:
Michel Petrucciani (pf)
Anthony Jackson (el-b)
Steve Gadd (dr)
1.Training
2.September Second
3.Home
4.Little Peace in C for U
5.Love Letter
6.Cantabile
7.Colors
8.So What
<初回限定のみシングル>
1.Take The A train
結果としてペトルチアーニ最後のアルバム。でも全体にすごく演奏が生き生きしててこの1年後に亡くなるなんて・・・・と声が詰まってしまいました。最初のTrainingを聞いたときに、「すごすぎる!!」と衝撃を受け、その後のバラードでは、「切ないけど、でもがんばれる。」、そういう芯の強さも感じます。やはりハンディキャップを背負いながら、自分の「生」を満喫できている彼の人間としての「強さ」が出ているのでしょう。ほんとにいいアルバムです。同時にこのライヴに行きたかったねぁ・・・・でもやっぱりBluenoteはいいね。雰囲気が、「みんなでいい演奏を作ろう!」って感じで連帯感がいいです。

 

未発表ボックスセット

(recorded 1999/ Dreyfus)

Personel:
Michel Petrucciani (pf)
Niels Henning Orsted Pedersen(bs)(only on disc-2)
Louis Petrucciani (bs)(only on disc-3)
Lenny White (dr)(only on disc-3)
Disc-1 <Solo>
1.Autumn Leaves
2.In a Sentimental Mood
3.Take the A Train
4.Besame mucho
5.Hidden Joy
6.Caravan
7.Around Midnight
Disc-2 <Duo>
1.All the Things You are
2.I can't Get Started
3.Oleo
4.All Blues
5.Beautiful Love
6.Someday My Prince will come
7.Billie's Bounce
8.Blues in the Closet
9.My Funny Valentine
Disc-3 <Trio>
1.Manhattan
2.Charlie Brown
3.On Green Dolphin Street
4.Les Grolots
5.All the Things You are
6.Why
7.TuTu
8.Dumb Breaks
ミシェル・ペトルチアーニのライヴを収めた貴重なアルバム。どうも完全限定っぽい話です。3枚のCDはソロ、デュオ、トリオに分かれていて、それぞれペトルチアーニのプレイは輝いてます。ソロだと聴衆と1対1で対話しながら演奏し、デュオだとNiels Henning Orsted Pedersenのものすごいベースプレイと合わさって強烈なグルーヴ感、トリオだともっとリリカルに、刻まれたリズムの中で歌い上げるっていう感じでしょうか??実を言ってこのアルバムCDもいいんだけど、ライナーノーツがさらによかったりする。(笑)ペトルチアーニが自分の人生について回顧したり、自分のプレイスタイルを「パーカッション的」と表現しています。彼の言葉には彼の演奏の本質が隠されていて、なるほど!!と思わせる発見がたくさんあります。ペトルチアーニファンはもちろん、ちょっと聴いてみようかなと言う人にはもっとお薦め!!彼の本質はこういうライヴにありますので。

 

Conversation

(recorded 2001/ Dreyfus)

Personel:
Michel Petrucciani (pf)
Tony Petrucciani (g)
Disc-1
1.Summertime
2.Sometime Ago
3.All the Things You are
4.My Funny Valentine
5.Nuages
6.Nardis
7.Michel's Blues
8.Someday My Prince Will Come
9.Billie's Bounce
10.Satin Doll
Disc-2
1.Beautiful Love
2.You are My Waltz
既に死後2年を経過したミシェル・ペトルチアーニの未発表作。しかも親子Duo作品。切れ味鋭いバッキングを連発し、いつもながらのパーカッシヴなアドリヴを見せるミシェル、ジム・ホールばりの鋭く、明快なカッティングを見せるトニー。そして親子だからなのか、密着なコラボレーション。今までのミシェル作品の中でもかなり上の部類に入る作品だと思います。

 


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