東京ヴェルディ1969 2006試合結果 -5月-



 AFCチャンピオンズリーグ 予選Fグループ第2節 05月03日(水) 19:30 蔚山文殊スタジアム
蔚山現代ホランイ 東京ヴェルディ1969
 STARTING MENBER 1 前半 0  STARTING MENBER
GK 25 金志赫   0 後半 0 GK 21 高木義成  
DF 2 ヴィニシウス   李天秀(43') 得点者   DF 5 デジマール (57')→ 20
DF 3 朴炳圭     SH   DF 4 戸川健太  
DF 5 柳京烈 (58')退場   CK   DF 2 萩村滋則  
DF 6 朴東赫 (64')→ 22   FK   DF 27 青葉幸洋 (51')→ 3
DF 14 張相源   0 PK 0 MF 7 大橋正博  
MF 8 李浩   マチャド(54') YC 戸川(27') MF 15 金澤慎  
MF 16 李相湖   ビョン(89') 青葉(47') MF 11 大野敏隆  
MF 26 金英三   ユ(58') RC   MF 10 アナイウソン  
FW 10 李天秀 (89')→ 19   FW 16 飯尾一慶 (57')→ 30
FW 15 マチャド (75')→ 23 FW 25 平本一樹  
 RESERVE  主審 Sun Baojie   RESERVE 
GK 1 徐東明   線審 Zheng Weixiang GK 1 水原大樹  
DF 13 李賢民   線審 Su Jige  DF 3 藤田泰成 (51')
DF 22 徐徳圭 (64') 四審 Huang Junjie MF 8 永井秀樹  
DF 23 卞盛煥 (75') 天気 MF 20 広山望 (57')
MF 7 朴圭善   気温 15.0℃ MF 14 久場政朋  
MF 19 崔光煕 (89') 湿度   FW 9 バジーリオ  
MF 28 金敏吾   観衆 3,150人  FW 30 斎藤将基 (57')
FW 20 レアンドロ      
FW 30 梁東R  
 
監督 金正男 監督 ラモス瑠偉
 
評:
 ダブルボランチに根占と金澤、オフェンシブに大野とアナイウソン。CBは萩村戸川で固定され、悩みのSBはこのところ好調の青葉と、本来オフェンシブなポジションを本職とする広山をコンバートすることで解決。J2札幌戦で見せた形で一応の完成形を見たと思われた新生ヴェルディだが、ラモスはACLに向けてさらに選手をいじってきた。中盤は再び大野をボランチに下げ、オフェンシブにアナイウソンと大橋を起用。右SBは広山に代わってデジマールを起用する。中盤根占は大会に登録していないため出場できなかったことが想像できるが、右SBの広山はまだラモスの信頼を勝ち得ていないのか、それとも連戦のコンディションを考慮してのものなのか。どちらにせよ、この試合の鍵を握ったのは「大野が低めのポジションを取らなければならなかったこと」と、「根占が出られなかったこと」に尽きると思う。
 デジマールは久々の試合出場にもかかわらず、よくやっていたと思う。守備に専念せず果敢に攻撃参加する、CBの時には不安要素以外の何者でもなかった性格が、当然ながらSBというポジションでは見事に生きる。浅い位置から中央にパスを出し、飯尾がスルーしてエリア前の平本に、といったチャンスメイクのシーンもあった。まだクロスの精度や中央との連携に不安は残ったが、とりあえずこれから克服していけばよいレベルにまでは達したと思う。
 やはり最大の懸念材料は中盤だ。本来の意味での守備的ハーフをこなせる根占が復活したことで、実は攻撃的な金澤が生き、さらに攻撃的なポジションを得意とする大野が生きる。そのことでヴェルディの攻守が有機的に動き始めたが、逆に言えば根占が出られない場合の次善の策がまだ練られていない。この試合も根占が出られていれば、と夢を抱いてしまうがそんなことを言っていても仕方がない。まずはJリーグに向けて今日の試合で顕になった課題を克服すること。それが重要だろう。
 (テレビ観戦:根性で韓国のSBSsportsを見られるように設定。韓国語の解説全然わからなかったけど満足だったよ。)
   



 J2リーグ第14節 05月07日(土) 14:04 愛媛県総合運動公園陸上競技場
愛媛FC 東京ヴェルディ1969
 STARTING MENBER 0 前半 0  STARTING MENBER
GK 35 川北裕介   0 後半 0 GK 21 高木義成  
DF 13 関根永悟     得点者   DF 20 広山望 (66')→ 9
DF 5 星野真悟   8 SH 3 DF 4 戸川健太  
DF 7 金守智哉   4 CK 2 DF 2 萩村滋則  
DF 15 森脇良太   18 FK 16 DF 3 藤田泰成  
MF 23 井上秀人   0 PK 0 MF 7 大橋正博 (45')→ 8
MF 25 高萩洋次郎     YC   MF 32 久場政朋 (45')→ 10
MF 8 濱岡和久     RC   MF 23 根占真伍  
MF 27 菅沼実 (89')→ 18   MF 11 大野敏隆  
FW 24 田村祐基 (72')→ 19 FW 39 斉藤将基  
FW 33 田中俊也 (65')→ 22 主審 辺見康裕 FW 25 平本一樹  
 RESERVE 線審 阿部浩士  RESERVE 
GK 21 川本良二   線審 鳥越明弘 GK 1 水原大樹  
MF 17 石丸清隆   四審 岩河義弘 MF 8 永井秀樹 (45')
MF 18 江後賢一 (89')  天気 MF 10 アナイウソン (45')
MF 19 永冨裕也 (72')  気温 23.3℃ MF 15 金澤慎  
FW 22 大坪博和 (65')  湿度 47% FW 9 バジーリオ (66')
     観衆 6,491人   
監督 望月一仁   監督 ラモス瑠偉
 
評:
 この試合の全ては、ヴェルディのシュート数が物語っているだろう。90分でシュート数3。信じられない数字である。
 ACLを終え、韓国から帰ってきて中2日での試合。しかもそれでもまだ愛媛という遠いアウェイの地での試合。疲労が残らないという方が嘘であり、実際のスタメンの顔ぶれを見ても、アナイウソンやバジーリオ、金澤などは疲れを考慮してベンチに下げられたと考えられるのではないかというほど。とにかく、選手全員が走らないし攻めないし何もしない試合だった。
 評価できるとしたら、守りに関してのみ。愛媛の拙攻に助けられた部分も大きいのだが、まずはキーパー高木の神懸ったスーパーセーブの連続。加えて、CB萩村もよい動きをしており、これで札幌戦に続いて2試合連続完封を治めた。守備に課題のあったチームとしては、上々の結果であると言えなくもない。
 もちろん、守備の向上に攻撃の質の向上は欠かせない課題であり、戦術的にカウンターを狙うチームでなければ、攻撃に時間をかけてボールを支配することで、決定的なピンチの数を減らそうとするものである。この試合、高木が目立ったということは、重ねて言うが攻撃が屑同然だったということ。いい加減、攻撃がよければ守備がいい、守備がよければ攻撃がへなちょこ、というバランスの悪さはどうにかして欲しい。
 (テレビ観戦:GWに西が丘→蔚山→愛媛とヴェルディを追いかけたサポーターの方々には脱帽します。)
 



 J2リーグ第13節 05月10日(水) 19:04 味の素スタジアム
東京ヴェルディ1969 横浜FC
 STARTING MENBER 0 前半 1  STARTING MENBER
GK 21 高木義成   0 後半 1 GK 21 菅野孝憲  
DF 40 塗師亮     得点者 トゥイード(10')  DF 18 小野智吉  
DF 4 戸川健太     三浦(59') DF 4 トゥイード (45')→ 16
DF 2 萩村滋則   15 SH 11 DF 2 早川知伸  
DF 42 ヒキ (50')→ 20 7 CK 6 DF 27 中島崇典  
MF 8 永井秀樹 (62')→ 32 19 FK 27 MF 10 内田智也  
MF 23 根占真伍 (45')→ 17 0 PK 0 MF 6 山口素弘  
MF 11 大野敏隆   大野(07') YC 中島(63') MF 13 鄭 容臺  
MF 10 アナイウソン   塗師(69')   MF 8 アウグスト  
FW 9 バジーリオ   平本(70')   FW 9 城彰二 (81')→ 5
FW 25 平本一樹   久場(83')   FW 11 三浦知良 (73')→ 17
 RESERVE    RC    RESERVE 
GK 1 水原大樹     GK 1 小山健二  
MF 15 金澤慎   DF 5 室井一衛 (81')
MF 20 廣山望 (50') 主審 今村亮一 MF 16 吉武剛 (45')
MF 32 久場政朋 (62') 線審 西村典之 FW 17 北村知隆 (73')
FW 17 森本貴幸 (45') 線審 西尾英朗 FW 20 富永英明  
  四審 佐野元康  
天気 曇のち雨
気温 20.9℃
湿度 80%
監督 ラモス瑠偉 観衆 9,255人  監督 高木琢也
 
評:
 ここでの敗戦は大きな痛手だ。
 勝てば勝点25。横浜にも仙台にも並び、首位の柏とも勝点3差でぴたりと上位陣に喰らい付くことができた。逆に負けることで横浜に勝点3を献上してしまい、首位争いは柏と横浜。仙台を挟んで、東京Vは首位から勝点6差の4位に甘んじることになった。第1クールを正式に終えてのこの順位は、サポーターとしてもチームとしても計算外である。
 第1クールの通算成績を見てみると7勝5敗。辛うじて白星が先行しているものの、正直ここまで負けが込むとは思わなかった、というのが本音。しかも黒星を喫した相手が湘南、柏、仙台、神戸、横浜。現在首位争いを演じている上位3チーム全てに負けているのが痛すぎる。逆に言えば下位からの取りこぼしは少ないのだが、結局のところ不安定な試合運びが続いている状況は否めない。第2クールに入って、下位のチームから確実の勝点が奪えるかと言えば難しいところと答えざるを得ない様子である。
 横浜戦に関して言えば、1失点目が全て。それまでの前半10分は非常にいい流れで試合を支配できていたが、ほんの一瞬、コーナーキックのマークを疎かにしたおかげで試合の全てが決まってしまった。先制されたチームは落ち着きを取り戻すことが出来ずに連携が崩れ、拙攻を繰り返しては横浜の堅い守備に阻まれる。ようやく流れを取り戻しかけて一度二度決定的なチャンスを作ったかと思えば、カウンターから2点目を横浜に献上し、試合終了。あとは、エリアの外でうろうろとボールを回した挙句苦し紛れにクロスやシュートを放り込むばかりだった。
 2失点目はオフサイドだったようにも思え、誤審による失点とも取れなくはないが、だからといって試合を通して流れを掴めなかった失態は事実。いい加減、リーグ戦の四半分を終えたのだからそろそろチームとしての熟成を目指さなければいけない。このままでは、本当にJ1昇格が夢物語になってしまいかねない。
 (現地観戦:久々にサポーター席からのブーイング。そろそろ、選手にも目を覚ましてもらいたい。)
 



 J2リーグ第15節 05月14日(日) 14:04 国立霞ヶ丘競技場
東京ヴェルディ1969 水戸ホーリーホック
 STARTING MENBER 0 前半 1  STARTING MENBER
GK 21 高木義成   0 後半 0 GK 21 武田博行  
DF 5 デジマール     得点者 アンデルソン(09') DF 20 倉本崇史 (88')→ 2
DF 19 上村健一   9 SH 6 DF 3 平松大志  
DF 2 萩村滋則   3 CK 5 DF 4 河野淳吾  
DF 3 藤田泰成   24 FK 12 DF 18 金基洙  
MF 8 永井秀樹 (70')→ 22 0 PK 0 MF 17 秋田政輝  
MF 23 根占真伍 (45')→ 17 萩村(38') YC 倉本(77') MF 6 小椋祥平  
MF 15 金澤慎   森本(58') 秋田(84') MF 30 マルキーニョ (49')→ 8
MF 10 アナイウソン (63')→ 32 平本(89')   MF 29 眞行寺和彦  
FW 9 バジーリオ     RC   FW 9 アンデルソン  
FW 25 平本一樹     FW 13 椎原拓也 (78')→ 22
 RESERVE   RESERVE 
GK 1 水原大樹   主審 村上伸次 GK 31 原田欽庸  
MF 22 喜名哲弘 (70') 線審 木城紀和 DF 2 森恵佑 (88')
MF 32 久場政朋 (63') 線審 田尻智計 MF 8 権東勇介 (49')
MF 33 佐藤拓也   四審 智片将也 MF 22 桑原剛 (78')
FW 17 森本貴幸 (45') 天気 FW 19 西野晃平  
  気温 19.0℃  
湿度 66%
監督 ラモス瑠偉 観衆 4,076人  監督 高木琢也
 
評:
 点が入らない。
 シュート数が少なく、前線の運動量も少ない。ゆっくりと切り崩そうにも相手の守備陣がしっかりとスペースを埋め、パサーはボールの出しどころがなくディフェンスラインにパスを戻す。そうしていると、たまに相手フォワードがディフェンスラインにプレッシャーをかけ、すっとボールを奪ってカウンター攻撃。守備はカウンターを恐れて、安全なところにしかパスを出さなくなる。パスが来ないから、前線は一層動きを鈍くする。完全な悪循環である。
 断ち切るとしたら、とにかく前線が動き回ること。パスコースやドリブルコースを作ることで、相手ディフェンスに混乱を生じさせないといけない。相手がしっかり引いて守ってくることはもう予想通りなのだから、それをこじ開ける方法論を、いい加減確立しないといけない。
 (現地観戦:当たり前だが、試合後は2試合連続のブーイング。しかも暴動付き。あー、去年を思い出すなー。)
 



 J2リーグ第17節 05月20日(土) 14:04 味の素スタジアム
東京ヴェルディ1969 モンテディオ山形
 STARTING MENBER 0 前半 0  STARTING MENBER
GK 21 高木義成   0 後半 1 GK 21 清水健太  
DF 5 デジマール (45')→ 23   得点者 レアンドロ(51') DF 17 木村誠  
DF 4 戸川健太   6 SH 14 DF 3 レオナルド  
DF 2 萩村滋則   5 CK 12 DF 4 小原章吾  
DF 3 藤田泰成 (64')→ 32 18 FK 26 DF 13 内山俊彦  
MF 8 永井秀樹 (56')→ 17 0 PK 0 MF 16 臼井幸平  
MF 6 菅原智   森本(71') YC 財前(36') MF 8 永井篤志  
MF 15 金澤慎   金澤(86')   MF 5 渡辺匠  
MF 11 大野敏隆     RC   MF 28 財前宣之 (76')→ 19
FW 9 バジーリオ     FW 14 林晃平 (63')→ 11
FW 25 平本一樹   FW 9 レアンドロ  
 RESERVE  主審 早川一行  RESERVE 
GK 1 水原大樹   線審 五十川和也 GK 1 桜井繁  
MF 10 アナイウソン   線審 長谷忠志 DF 2 太田雅之  
MF 23 根占真伍 (45') 四審 清水茂 MF 19 秋葉勝 (76')
MF 32 久場政朋 (64')  天気 晴のち曇 FW 11 原竜太 (63')
FW 17 森本貴幸 (56') 気温 28.6℃ FW 22 阿部祐太朗  
  湿度 58%  
監督 ラモス瑠偉 観衆 5,148人  監督 樋口靖洋
 
評:
 勝てない。
 5月に入って5試合目。なんと。まだ1点も入っていない。「攻撃力が売りのチーム」と永井が言っていたというが、どこがだ。守備が売りの横浜や水戸だってもう少し点を取っている。これで「攻撃が売り」などと豪語するのであれば、つまるところ、「セールスポイントはありません」と認めているのと等しい。
 点が入らない直接の原因は、当たり前かもしれないがシュート数の少なさ。ACLは記録が残っていないので計算から外すが、Jリーグ4試合で総シュート数が33。1試合平均で10本に遠く及んでいないのだから、攻撃で相手を圧倒するなどてんでできていないことがわかる。攻撃面のみならず、試合内容を全体的に俯瞰しても今日の試合は一週間前の水戸戦となんら代わりがなく、ただ先制された時間帯が違ったというだけ。後半の終盤戦は一見攻め立てているかのように見えるものの、その実焦りが先行して大して身のあるプレーをしていないのはよく見ればわかること。こんな試合を重ねながら、試合後のインタヴューで「やっていることは間違っていない」などと言う金澤をはじめ、選手達には憤りさえ覚える。
 監督は、連敗に関して「メンバーが固定できない」ことや、「怪我人が多い」ことなども原因の一つに挙げている。だが、リーグ序盤戦でこそ途中出場した選手が結果を残し、「ラモス采配の妙」などと評価されたが、ここに来て途中出場選手が、誰が出てこようと試合に大したアクセントを与えなくなってきている。怪我人が多いことは確かかもしれないが、はっきり言って選手構成に関しては「誰が出てもおんなじ」という感が拭えない。
 結局のところ、選手個々の問題ではなくチームの問題。当たり前だが、そう結論付けざるを得ないのだ。
 (現地観戦:試合内容も確かに酷かったが、おじさんの野次が口汚くて腹立った。ランド行って直接言ってこい。)
 



 J2リーグ第16節 05月24日(水) 19:04 鳴門総合運動公園陸上競技場
徳島ヴォルティス 東京ヴェルディ1969
 STARTING MENBER 1 前半 0  STARTING MENBER
GK 21 島津虎史   1 後半 0 GK 21 高木義成  
DF 23 金位漫   ジョルジーニョ(32') 得点者   DF 6 菅原智  
DF 4 井手口純   ジョルジーニョ(53')   DF 4 戸川健太  
DF 16 挽地祐哉   8 SH 17 DF 2 萩村滋則  
DF 29 尾上勇也   1 CK 5 DF 3 藤田泰成 (64')→ 8
MF 17 秋葉忠宏 (89')→ 24 12 FK 30 MF 32 久場政朋  
MF 6 大場啓 (77')→ 8 0 PK 0 MF 7 大橋正博  
MF 32 玉乃淳 (69')→ 30 羽地(81') YC 久場(58') MF 23 根占真伍 (56')→ 24
MF 19 岡本竜之介     RC   MF 11 大野敏隆 (56')→ 10
MF 18 羽地登志晃     FW 39 斎藤将基  
FW 7 ジョルジーニョ   FW 9 バジーリオ  
 RESERVE 主審 田辺宏司  RESERVE 
GK 31 高橋範夫   線審 伊東智也 GK 1 水原大樹  
MF 30 金尚佑 (69')  線審 越智新次 DF 35 小野雄平  
MF 8 伊藤彰 (77') 四審   MF 8 永井秀樹 (64')
FW 24 小山拓土 (89')  天気 MF 10 アナイウソン (56')
FW 14 石田祐樹   気温 20.0℃ FW 24 松浦宏治 (56')
     湿度 53%  
監督 田中真二 観衆 4,060人 監督 ラモス瑠偉
 
評:
 最下位の徳島にまで負けるとは思わなかった。徳島を侮るわけではないが、正直ここまで勝ち星から、そして得点から見放される時期が来るとは予想もしていなかった。それが、サポーターのみならず選手や監督、チーム関係者全ての総意であろう。
 ただ、内容的には復活の兆しも見えてきている。シュート3本の愛媛戦、6本の山形戦に比べ、今日の試合では17本。それも、相手のシュートの倍以上の数である。決定的なチャンスも4,5回は数えられ、徳島のゴールに何度となく襲い掛かる姿はここ数試合で見失っていた攻撃の姿勢。まだまだ試合のペースを支配するまでには至っていないが、少しずつ「どうすればいいのか」が、選手達の中に理解され始めてきているのではないか。そう感じられた試合だった。
 しかし、良い攻撃の形が見られたからこそ、試合全体の流れの中に納得のいかなかった部分もある。決してチームスタンスとして得意ではないパワープレーやロングフィードに頼った攻撃を繰り返そうとしたこと。久々につなぐプレーを見せ、その結果チャンスを作り出すことが出来ていたのに、同じプレーを継続して続けなかったこと。もし、しつこくボールを回して徳島のディフェンスラインを振り回し続けていたら、きっとそのうちに徳島ディフェンスの集中力が切れ、得点が生まれたのではないか。タラレバの話にしても確実性の薄い想定ではあるが、要するにもっと自分達にあったプレーを継続するべきだということである。やはりどれだけ選手層が変わっても、どれだけチームの状況が変わっても、ヴェルディのサッカーは細かくパスをつないで敵を翻弄するスタイルなのだ。それを、今日の試合で強く思い知った。選手達にも、チームの共通意識として、そのことをしっかりと理解して欲しい。
 結果に関しては、今日は事故みたいなものだったと思う。1点目は明らかに審判の誤審。2点目はカウンターからジョルジーニョの芸術的なゴールを決められたが、先制点をこちらが取っていたとすれば、違った流れになったはずだ。惜しむらくは久場、松浦、永井。決定的なチャンスを、あんまり大事にしすぎて逆に逃してしまうことがここ数試合続いている。点が取れていないことを忘れて、チャンスとなれば思い切りシュートすればいい。次節こそは、ゴールを期待しよう。
 (テレビ観戦:雷雨のために水曜日はスカパー受信できなかったよ。うわーん)
 



 J2リーグ第18節 05月27日(土) 14:04 西が丘サッカー場
東京ヴェルディ1969 湘南ベルマーレ
 STARTING MENBER 1 前半 0  STARTING MENBER
GK 21 高木義成   1 後半 0 GK 16 小林弘記  
DF 3 藤田泰成   大野(24') 得点者   DF 17 冨山達行  
DF 4 戸川健太   平本(76')   DF 3 田村雄三  
DF 2 萩村滋則   11 SH 12 DF 2 城定信次  
DF 6 菅原智   4 CK 10 DF 21 尾亦弘友希  
MF 32 久場政朋 (71')→ 8 13 FK 19 MF 24 加藤望 (69')→ 14
MF 23 根占真伍   1 PK 0 MF 5 ニヴァウド  
MF 15 金澤慎   永井(82') YC 中町(78') MF 6 外池大亮  
MF 11 大野敏隆     RC   MF 7 佐藤悠介  
FW 24 松浦宏治 (56')→ 25   FW 10 アジエル (74')→ 28
FW 39 斎藤将基 (79')→ 39 FW 29 横山聡 (58')→ 8
 RESERVE  主審 砂川恵一  RESERVE 
GK 1 水原大樹   線審 野上正人 GK 1 伊藤友彦  
DF 35 小野雄平   線審 大川直也 DF 13 戸田賢良  
MF 8 永井秀樹 (71') 四審 山中正男 MF 8 坂本鉱司 (58')
MF 10 アナイウソン (79')  天気 雨時々曇 MF 14 永里源気 (69')
FW 25 平本一樹 (56') 気温 17.8℃ MF 28 中町公祐 (74') 
  湿度 80%  
監督 ラモス瑠偉 観衆 2,982人  監督 上田栄治
 
評:
 ようやくの勝利。5月に入って初めての勝利、初めての得点。改めて振り返ると情けないものがあるが、とにかく今は純粋に勝利が嬉しい。
 徳島戦で時折見せた「つなぐプレー」を、今日は終始行えていたと思う。クリアの意味ならともかく、受け取り手のいない無駄なロングフィードはほとんどなかったし、細かくつなぐことで相手の裏を付き、ディフェンスラインを突破することも出来ていた。何より、選手達がみんな走ってスペースを作り、ボールを受け取ろうとしていた。途中出場の永井やアナイウソンも、後半ロスタイムになってもしっかりボールを追って相手にプレッシャーをかけていた。泥臭いプレーを選手全員が厭わず、チームとして連動して行うことが出来れば、このくらいの内容はコンスタントに組み立てられる。その証明となる試合でもあったし、同様の意味で選手達の自信にもつながる試合だったのではないだろうか。
 1点目の得点シーンは遠目でよくわからなかったが(テレビ確認はまだしてない)、二列目からのボレーシュートは開幕直後から毎試合のように彼が狙っていたもの。最初は打ち上げ花火だったのが少しずつ少しずつ枠に近づき、「そろそろ入るはず」と思っていたがそれが今日だった、ということだろう。後半の得点は平本の突破から得たPK。誰がPKを蹴るかは若干物議を醸したようだが、結局平本が蹴ることになり、彼自身も落ち着いてそれを決めた。相変わらず、平本の得点はゴール裏を盛り上げてくれる。
 それにしても、平本ほどサポーターに愛されている選手はいない。PKのほかに今日は珍しくFKも蹴ったが、サポーターからは「行け! 決めろ!」という声と「やめてー。怖いー」という声が半々。PKのときも「とりあえず枠に入れろ」という声が飛ぶほど。それだけ決定的なチャンスで外し続けてきたということなのだが、それでいて尚愛され続けているのだから不思議な選手だ。ぜひともいい加減そろそろ化けて、絶対的なストライカーとしての得点力を備えて欲しいものだ。
 閑話休題。とにかく一勝した。どうやらチームの雰囲気も悪くなく、この一勝をきっかけに出来るような匂いが漂っている。次節は草津戦。「勝たなければいけない」相手だ。たったの一勝は大した意味もない。大切なのは、勝ち続けること。次の試合は、今日の試合以上に重要になるだろう。
 (現地観戦:やっぱり西が丘は雰囲気がいい。今回は道にも迷わなかったし。時間間違えたけど。)