人との出会い・縁とは運命とさえ感じられます。
 当会も多くの人達との縁を得、今日をむかえております。

 個人的なことではありますが、私は昭和38年に合気道と出会い四年間の合気道三昧の日々を過ごしました。
 しかし、仕事を持つようになって合気道は月に何日・・・いや、年に何度かという日々が続き、機会があれば同好の士を得たいと願っておりました。

 昭和63年、すでに他の地で合気道の指導をしていた後輩達の協力を得、7月の暑いある日、合気道紹介のための小さな演武会を、私の母校でもある大宮市立大成小学校体育館で行いました。結果、20人ほどの入会希望者が集まりました。

 広い体育館ではほんの一角の、畳にして30畳ほどの薄いマットを敷き、その上に布シートをかぶせた簡易道場・・・それが大成合気道会の出発でした。

 私の好きでたまらない合気道を、多くの人達が「やってみよう」と思ってくれたこと、学生時代の合気道師範であった有川定輝先生(9段)が、「任せられるまでは・・・」と、昇級審査のために何回となくマット敷きの道場にわざわざ足を運んでくれたこと・・・。
 子どもたちがどんなに騒ごうと、いたずらをしようと、ただただ怒るどころか嬉しくさえ思っていた事が、昨日のように思い出されます。

 あれから10年、現在は大宮市立大成中学校武道場の「畳」の上で30人ほどの会員達が(会の特徴といえるのか)掛稽古を多用した、和気アイアイの稽古を続けています。

 10年の間には大宮市合気道連盟・埼玉県合気道連盟・大宮市体協、それぞれへの加盟を行ったり、平成10年5月に初めて全日本合気道演武大会に16名が参加する、といった事がありました。

 「合気道とは己に与えられた己の使命に打ち克つ道である」
という翁先生のお言葉をもってすれば、当会会員はもちろん、同好の諸氏は高段者といわざるを得ない人ばかり。教えられ、助けられることが多く、多謝、感謝。様々な職業の方々が合気道に親しむ良さでしょう。

 これからも多くの人との出会いがあることでしょう。

 同好の士、諸氏の大いなる発展を願います。

                           (平成10年   大成合気道会 師範 関根章弘)
                           ※埼玉県合気道連盟15周年記念誌に掲載した文章です。

 ※98年本部道場の鏡開きにて
   有川先生と関根先生、会の子どもたち