[初戦突破!目指すはベスト8]
埼玉スタジアム2002では、サッカーの一回戦、広島皆実高校 対 愛知県代表刈谷高校の試合が行われた。
序盤からどちらも譲らないゲーム展開となったが、その流れを変えたのが、ハーフタイム直前の広島皆実の10番、谷本
泰基選手のシュートだ。右サイドからのセンタリングの折り返しを見事に決めた谷本選手はこの得点を、
「良いボールが来たのでシュートした。ピンチが続き、ずっと我慢していたので決まってよかった。」
と振り返った。
後半はまた両者の攻防が繰り広げられる形となり、どちらが点を決めてもおかしくない状態だった。そこから先に抜け出したのが広島皆実だ。13番の金島悠太選手が相手DFをかわし、ゴールの枠をきれいにとらえた。
結局この点が決勝点となり、広島皆実は明日の二回戦に駒を進めることになった。
「チームのために点を決めたいと思っていた。これが明日に繋がったので良かったと思う。」
金島選手は試合後にこう振り返った。
キャプテンの松岡選手は、「うまくいかなかった。明日頑張りたい。」と今日の試合の内容には満足できていない様子だった。
藤井 潔監督は今日の試合について、
「難しい試合で何とか勝てたと思っている。1−0で折り返せたのはOKだったが、やるべきことがきちんとできていなかった。明日の相手は上手な選手が揃った大分鶴崎高校。思うようにプレーできないかもしれないが、相手よりも早くボールに触る、といったところから修正して頑張りたい。」
と語った。
「まずはベスト8」強い瞳でこう言い残した藤井監督。広島皆実の選手たちが、それぞれの強い思いを胸に、一つの目標に向か って躍進してくれることを願う。
広島皆実 1年 神田 真美 |