第62回広島県高等学校総合体育大会

サッカー競技決勝

 

優勝 広島皆実高等学校

 

平成21年6月14日(

広島広域公園第一球技場

 

 

【皆実高校、PK戦制し優勝】

 

 午後1時キックオフの試合は,PK戦まで縺れ込む予想以上に激しい試合だった。試合後キャプテンの秦和広選手(3年)に話を聞くと『必死だった。頑張っていたキーパーや皆を信じて、全国に行く望みをかけて応援席の3年生の分も頑張ろうと思った。』
 対戦相手の広島観音高校については『新人戦で負けた分の借りを返すつもりで試合に臨んだ。』と語ってくれた。
 インターハイでのチーム目標は,ベスト8に入る事。けれど秦選手は『上に上に行けるところまで進みたい。最終目標は,優勝する事!!そのためには,もう少し点を取っていかないといけない。』と大きな目標と厳しい課題を話してくれた。
 今年1月の選手権大会で優勝し全国的に有名になった皆実高校サッカー部だが,一戦一戦,地に足をつけて頑張る姿には,全国一以上の大きなものを見せてもらった気がする。インターハイでも優勝を目指して頑張ってほしい。

広島皆実高校 1年 道法はづき
 

【皆実キャプテン、母の支え】 

 

 お揃いのしゃもじと緑のTシャツで熱い声援を送っていたのは,広島皆実の保護者応援団だ。その中に,キャプテン秦選手の母 久佳さんを見つけることができた。

 家ではよく話をしてくれるという秦選手。全国優勝したチームを率いる上で,悩みはなかなか絶えないようだ。『私には話を聞くことしかできないけれど,そうやって少しでも支えになれたらと思う。』と語ってくれた。久佳さんは普段から息子の健康を考え,食事のバランスやビタミンの補給に気を遣っているという。

 『今まで一生懸命やってきたのだから,その成果を今日はしっかり発揮してもらいたい。とにかく最後まで粘り強く走り抜いてほしい。』久佳さんはピッチの息子を最後まで見守り続けた。

広島皆実高校 2年 神田真美

 

【ナイスセーブ連発】

 

 今回の試合でナイスセーブにより優勝へ導いたゴールキーパーの西原昇平選手(2年)に注目した。西原選手は,県総体が始まる2日前にケガをした先輩に変わり急きょキーパーに決まったという。

『ベンチに入れなかった3年生の分も頑張ろうと思ってやった。プレッシャーはあったが応援してもらい元気が出て、頑張れた。』
PK戦の時の心境については『(ケガをした)先輩を全国に連れて行きたいと思っていた。』と語ってくれた。
 全国大会で先輩が復帰すれば、試合に出られるかはわからないというが,先輩を全国へ連れて行きたいという熱い思いはきっと伝わっただろう!!

広島皆実高校 1年 道法はづき

 

 【熱い戦い、勝者の責任】

 

 『結果は100点!だけど、これから全国で戦っていこうと思ったらまだ50、60点ですね。』試合後,藤井潔監督は今日の戦いをこう振り返った。
 激しい攻防を繰り広げた選手たち。監督はハーフタイムで彼らに『悪くない。だが、パスが雑。決定的なシーンで点を決められていない。チャンスはあるんだから落ち着いて勝ちに行こう。』と声をかけた。後半は2人の負傷者を出し,相手のハイプレッシャーにも苦しんだ皆実だったが,最後まで強い気持ちで戦い抜き,全国への切符を手にした。
 2月以降、『勝たなければならない』という全国優勝のプレッシャーに悩まされた選手たちにとっては,今回の勝ちは大きな自信になっただろう。
 『準決勝、決勝とこの広島の大会を勝ち抜いた責任を全国で果たしたい。チームで選手どうし競争しながら全国に向けてまた頑張ります。』力強い瞳で藤井監督は意気込んでいた!!!!!

広島皆実高校 2年 神田真美