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非常に個性的なフォアハンドである。
テイクバックはモダンなセミサーキュラー、グリップは模範的なセミウエスタン、ドフラットなフォワードスイングでインパクト。18コマめまでは美しく格好よく極めて模範的にみえるが、そのあとに注目。辻節が全開になる。18コマ以降のエルボーアップである。肘をグン〜とアップし20コマめでは顔が半分みえないほど。この強烈なエルボーアップでボールにたっぷりとしたトップスピンを与えているのだ。もちろんエルボーアップそのものがスピンを与えるわけではない。フォロースルーは結果であり、このような形を生み出した全体の造型が個性的なのである。
21の形などまさに辻ならではの独特のものになっている。
また、エルボーアップとともにラケットは充分に前に大きくふられており、フルウエスタン系のこすりあげるようなトップスピンドライブとは一線を画している。威力と安定性を一度にもとめた欲張り?な打法である。
オープンスタンスなのでパワーは上体の捻り戻しによる回転からとられるが、それをサポートする大きな下半身の使い方にも注目。インパクト直前の右足のキック(13〜16)が物凄い迫力である。
典型的なライジングであり、一見、打点はあまり高くないようにみえるが、実はバウンドの頂点をとらえており、つまり一番高い打点を確保していることも決して見逃してはならない。タイミングの早い、テンポのいいテニスである。打球の強さよりも、このタイミングが一流とそうでない選手をわかつことになる。(by
TOSHI)
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