
いわきグリーンスタジアムOpened:95/3/23 |
Access ★★☆☆☆
最寄り駅はJR常磐線湯本駅。改札を出たら、線路上に架かる歩道橋を渡り、降りた先の信号を横断。そのまま直進してガードを潜り、道なりに斜面を進むこと約30分。
「21世紀の森公園」の看板を発見したのは、公園メインゲートの手前。意味ねぇ〜。肝心の駅周辺には案内表示は見当たらず、土地鑑のないビジターには分かりづらいこと山の如し。俺は素直に第一町人に尋ねた。ま、駅前から発車する臨時シャトルバス(\200)乗車が無難かな。シャトルバスはいわき駅前発着便も運行。
帰路の夜道は視界真っ暗、人っ子一人歩いちゃいない肝試しチックな有様。野郎のオイラでさえ若干の心細さを覚えた。悪いことは言わないから、♀並びに方向音痴な香具師はバス利用にしとけ。終電の時間が刻一刻と迫り来る「ひとり24状態」の俺は、道路渋滞というリスクを想定して、あえて徒歩を選んだけども。
上野・水戸方面の常磐線最終は驚愕の22:03。終電をもってしても、水戸23:26→土浦0:15で足止めを余儀なくされ、一本前(21:01発)でも、我孫子23:59→松戸0:29でFIN。スーパーひたちの最終は20:26。よってナイトゲームの場合、東京から公共交通機関利用の日帰り遠征は物理上不可。オイラはCOMCAという土浦のネットカフェで一晩を明かしたとさ。
臨時を含めた4箇所に設けられた駐車場は都合1850台を収容。湯本方面から来る車は極少数。大半はいわき方面からアクセスしている様子だった。湯本から徒歩で球場に向かう流れもなし。朝一で名古屋から18きっぷで在来線を乗り継いでやってきたというオレ竜ヲタの大学生と野球談義に花を咲かせながら歩を進めた俺ら以外に野球観戦客と思しき手合いは皆無だった。
Location ★★☆☆☆
湯本の地名から温泉郷であることは容易に想像がつくが、嘗ての常磐ハワイアンセンター、現在のスパリゾートハワイアンズがある街と称した方が全国的には通りが良いに違いない。元々は炭鉱で栄え、そもそも常磐ハワイアンセンター誕生のいきさつには、炭鉱関係者の失業対策もあったと聞く。衰退する炭鉱事業からいち早く新たな産業を掘り起こしたという意味で「機を見るに敏」な街と言えるのかも。
尤も球場はスパリゾートハワイアンズとは逆側のJR湯本駅の北東部、いわき市全体を俯瞰すると中心部にあたり、まさに「グリーンスタジアム」の冠に偽りのない緑に覆われた丘陵地帯に広がる21世紀の森公園の中に位置。スポーツゾーン、自然冒険ゾーン、コミュニティ広場ゾーン、センターゾーンの4ブロックで構成された公園内にはいわきグリーンフィールド(球技場)も併設。
山の中腹にある公園のメインゲート東側は宅地も点在し、立地条件は02年FIFAワールドカップでトルシエジャパンがトルコに苦杯を舐めた利府の宮城スタジアム(グラニディ21)に似たインプレッション。そういや「アド街」で常磐ハワイが特集された時、密かにランクインに期待を膨らませたものでした。もちろん結果は箸にも棒にもかからずショボーン。
平成の大合併によって、03年4月に静岡市にその座を明け渡すまで、日本一の面積を誇る市として名を馳せていたいわき市が秋田県岩城町(現・由利本庄市)と契りを交わした証「親子都市記念の碑」が公園内には飾られていた。
Shopping ★★★★★
食の充実度は下手な常打ち球場を凌ぐと言っても過言じゃないハイレベル。これまで来訪した地方球場の中で間違いなくトップ。盛岡(岩手県営野球場)も良かったことを思い返すと、東北地方は食を重視するお国柄なのだろうか。売店の賑々しき活気は”球場界のアメ横”。
主な商品ラインナップは以下の通り。
カレー\500、鶏唐げ\200、おにぎり(唐揚げ付)\500、冷やしうどん\500、焼きおにぎり\150、ソース焼きそば\400、串たこ\500、下足\400、イイダコ串\400、たこ焼き\500、カツサンド\300、チキンナゲット\300、若どりひな串(5本入り)\500、ねぎま(5本入り)\650、牛ステーキ串(1本)\400、フライドチキン串\200、焼きとうもろこし\300、ブタカルビ串\200、あらびきフランク\200、フライドポテト\250、枝豆\200、鬼越だんご1本\100、アイスキャンデー\150、ポップコーン\150、お菓子各種\200、菓子パン\300。メニュー豊富杉。とてもじゃないが、メモは仕切れなかった。虎屋というたこ焼きの店が行列が並ぶ繁盛してたので、福島では人気あるのかと調べたら、本社を構えてるの足立区加平だと。嘘だろ?つい先日、お世話になった場所のおもくそド近所でバビった。そのタイミングがタイムリー過ぎて俺の行動が見透かされてるようで怖い....。
特筆すべきは生麦酒樽(サントリーモルツ)を背負って場内販売する売り子まで登場。年1、2回開催の非常説球場でここまで至れり尽くせりだと感心するしかないね。値段も\500で安いし。缶ビール(アサヒスーパードライ)は\400。ホットドリンク系\300、ペットボトル類\150。
駅から球場までの道中には個人商店はあったけど、買い出しには心許なく、現地にて事前調達をするのであれば、湯本駅前のコンビニ、R6沿いを勿来方面に数分足を伸ばしたところのマルトというスーパーが頼りになりそう。
Emotion ★★★☆☆
燕は毎年、ひたちなかとセットの「常磐平仮名都市シリーズ」を開催しているのに、俺が見た様子では信者比率は五分五分といったところ。両軍の一番人気は犠打世界記録保持者の川相昌弘(オレ竜)だったような。地方観戦に訪れる度に、ナンダカンダ言っても「腐ってもジャイ(出身)」の認知度を痛切に感じるね。
オレ竜が2アウト目を奪うと、試合そっちのけでベンチに戻ってくる選手が投げ入れるボールをキャッチしようと画策するガキ共が三塁ダグアウト上にワラワラと集まり出していたのは、少しばかり異様で憐みを誘われた。第二次世界大戦敗戦直後の「GIVE ME チョコレート」ってこんな感じだったんだろうな、と。
ねぎまを頬張りながらネット裏で静かに観戦中、劣化版伊東美咲テイストな酔っ払いのオネーチャン(年の功は俺と同じくらいか)に絡まれたのも思い出の一つ。「燕信者なら声を出して応援しろ」なんてダメ出しまで承っちゃった☆姐さん、自分、東京から来てるもんで、帰りの電車の時間が気になって、それどころじゃなかったっす。(すい)ません。姐さんの薄っすら福島イントネーションに小躍り。今、福島にいるんだなァと実感に浸れたからネ。余談ながら伊東美咲っていわき出身なんだよね。
Personality ★★★☆☆
円形という形状の共通点もあり、エントランスは千葉マリンに似た90年代流行の趣きを強く感じさせる、俗に言われるクッキカッター型スタジアムで来訪者にインパクトを与えてくれるものといったら、元祖グリーンスタジアムの神戸がネーミングライツを導入し、愛称を手放した今や「俺たちが本家グリーンスタジアム!」と言わんばかりに左中間席裏一面で自己主張するクドさと表裏一体の「いわきグリーンスタジアム」の文字盤。丸い球場を囲む外周道からは、外壁で場内を覗き込めない塩梅となっていた。
Hospitality ★★★★☆
円形スタジアムの設備は東北有数。倉敷、松山に匹敵。さすがは総工費約60億円!殆ど手直しを必要を加えずにプロ野球チームのホームスタジアムとして十分に使えそうなので、遊ばせておくのなら広島に移築したいくらい。
まずスコアボードは磁気反転式ではなく、列記とした電光掲示板(TOSHIBA製?)。バックネット裏にも簡易得点ボードが設置され、シートは内野全席に独立型背もたれが標準装備。コンコースもスペースは広々。この日は断続的に雨がパラつくぐずついた天候だったが、バックネット裏の上半分に覆い被さる屋根が身を守ってくれた。GJ!放送ブースも設置されたバックネット裏の居心地は何となく静岡草薙球場に近い感覚。
席種のボーダーにはロープが張り巡らせているだけ。検札は一切なかった。言っときますが、雨に濡れたくなかったオイラは、特別内野指定席のチケットをちゃんと購入したからな!ネットに張り付いてブルペンでの投球練習を見学している人には容赦なく警備員が飛んで来てた。
残念な点を挙げるならば、チケットだな。ったく遠路遥々やってきて、何が悲しくてコンピュータ発券チケット(台紙はぴあ、イープラ、ローチケ仕様ではなかった)を掴まされなきゃならないんだと。チケットに横着した罪滅ぼしか、入場口ではカラープリントされたプログラムが無料配布(後楽園ホール方式)。表紙は古田とリョータがメインで、他はラミレス、赤井人(岩村)、かつおさん(石川)、慎也の写真入り。尚、主催:福島テレビ・ヤクルト球団、共催:いわき市公園緑地観光公社、後援:いわき市・いわき商工会議所・福島民報社・ラジオ福島・サンケイスポーツ、協賛:いわきヤクルト販売(リングアナが激励賞贈呈者を読み上げる調で)。
Cleanness ★★★★☆
全体的にメンテナンスがしっかり為され、清潔感が保たれているのがキモティー。綺麗なトイレも多めに設置。その行き届いた配慮は、利用者側としては嬉しい限り。だってお手洗いが綺麗な球場に悪い球場はないって言ってたし・・・。ねぇ、お父さん?
(06/4/24UP)