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CUE’Sより引用

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藏之前忠勝氏(CUE’S2008年4月号より)

14.1の魅力とは?
1:自分自身でゲームを作る喜び
ナインボールにしてもローテーションにしても、シュートするのはローボールからと順番が決まっています。 しかし14.1にはそれがありませんから、まず一番面白いのは、ゲーム自体を自分で作っていける、具体的には取っていくボールの順番を自分で決められるところですね。
例えばナインボールなら、次に取らなければならないボールが決まっていますから、自ずとその球に対するアプローチも限られますが、 14.1の場合は、どの球も選べて、次の球も自由ですから、基本的にたくさんの、大げさに言えば無数の選択肢がある訳です。 その中で実際に選択できるショットは一つだけなのですが、それがあるからこそ、14.1ではテーブル上に広がる風景が全く違うんです。
2:実はビリヤード入門にも適している
もちろんトーナメントに出場しようというなら、それなりの高い技術も必要になりますが、普段プレーしたりトレーニングとしてプレーするには、 14.1やそれを含めたエニーボールゲームは非常に簡単で有効なゲームです。
私達の世代は、いきなりローテーションから始めたりしましたが、名前もカッコいいし、展開の中で流れを自分の方に向けていくゲーム性も面白いんですが、 やはり高度な技術が要求されるゲームです。その点14.1はレベルが高くなくても、ビリヤードそのものに入っていきやすいゲームだと思っています。

14.1で身に付く球力
1:イージーボールに強くなる
まず14.1をプレーすると、いわゆる「イージーボール」を撞く機会が多くなります。もちろん最初の内はそのイージーボールがイージーではなく 外してしまうこともありますが、できるだけたくさん撞くことで、これだけでもかなりのトレーニングになります。 私はよくその球に向かった時の「風景」と言うのですが、これをたくさん蓄積していくことで、その内に、「この辺りなら行けるな」とか 「これは一見簡単そうだけど手玉がここだと難しいな」というように、ある程度イージーかそうでないかの見極めもできてくるようになります。
2:組み立ての力
14.1をプレーするには、自分でプレーの組み立てをして連続してボールを取っていかなければなりません。 最初の内はもちろん難しいですが、自分のイニングになった時、最低でも3〜4個は連続して取ろうと思って頭をヒネってみる。 実際にプレーすると、成功するときもあれば失敗する時もあります。それでも必ず考えて、自分なりにそこそこ考えをまとめて撞く。 その結果途中で「待てよ…こうしたら」となってプランを変更したとしても、例えば3つ取り切れたとそれは必ず力になります。 組み立てる力は、その回数の繋がりで身に付いていくものです。14.1は実践にも最適なんです。

羅立文プロ(CUE’S2007年11月号より)

「僕がビリヤードを学んだ時代は、台湾で14.1が全盛期で、プロもアマも試合は14.1ばっかりでした。 僕も出てましたし、14.1のおかげで僕のプレースタイルができているから、あの時代に感謝しています。(中略)
元々14.1ができる人はナインボールも大丈夫です。逆にナインボールばっかりの人は、14.1をやってもついていけないと思う。 やっぱり14.1は基本技術の習得に適していますから。14.1は基本のゲームで、ナインボールは応用のゲーム。 例えば撞点でそれがわかります。14.1で使う撞点は100円玉の範囲内でほとんど収まります。 でも、難球を撞くことの多いナインボールの撞点は500玉サイズになる。
一つ言えるのは、100円玉の中で細かい撞点の使い分けができない人は、絶対500円玉を使いこなせないということ。 100円玉が使えて初めて500円玉も使えるんです。ナインボールも基本的に100円玉で十分撞けますが、一日4〜5回500円玉の玉が出てくる。 中には正直僕でも「入ったらラッキー」というショットがありますが、そういう撞く機会の少ない難球をいっぱい練習してももったいないだけでしょう? それなら、基本の玉をいっぱい撞いた方がいい。基本ができている人は応用編の玉を迎えても対応しやすいです。 でも、応用編から入った人は、基礎に苦しみます。(以下略)

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