アスリートフィッシング 2009
2009年
フィッシング
music by 2tomさん
9月18日
今年に入って5度目の釣行。実際は先週にも行っているので、6度目の釣行となる。
今月いっぱいで禁猟期間となる為、入渓出来るのも、もう残すところ幾日もない。今日を逃すと来週ということになるのだが、来週は大型連休である。そうなると先行者どころか、林道沿いに車がひしめき合って止まっている光景が目に浮かぶ。とても、釣りどころではないのである。
今日の狙いは、先週釣り逃がした大型のヤマメを狙いに行くことになった。先週もそうだったが、本日もやはり仕事の合い間をぬっての釣行である。本来であれば早朝の朝まずめを狙いたいところなのだが、如何せん事務所を開けなくてはいけない。結局、釣り始めたのが午前11時頃であった。いくら先行者の跡がないと言っても、日中の釣りはあまり期待できない。とり合えず、先週逃がしたポイントから上流を目指す事になった。先週来た時、上流に微かに堰堤が見えていたのだが、時間もないので断念したのだが、その堰堤が目当てでもあった。
僅かな期待に胸を膨らませながら、先週釣り逃がしたポイントに1投目を投じた。2投目、3投目と竿を振ってみたが、何の感触もない。
私は、よほどのポイントでない限り1つのポイントでは3投迄と決めている。そこに魚が居れば大概は3投以内に当たりがある筈である。1つのポイントでじっくり粘るのも良いのだが、渓流の魚は敏感である。一度、場を荒らしてしまうとなかなか難しいのである。時として貪欲な岩魚は再び喰らい付く事もあるが、それは魚影の濃い河川であるとか、時期にも限られてくる。ましてや、ヤマメとなるとそうはいかない。一旦ばらしてしまえばもうおしまいである。そのポイントを捨てなくてはならない。
その為、渓流釣りは上へ上へとポイントを移動する「攻めの釣り」なのである。
結局、今日の釣果は5匹ほど。その殆んどはリリースサイズであった。多少の悔いは残るものの、入渓出来ただけでも幸せだと思っている。大自然の懐に抱かれ、清々しい秋晴れの澄み切った空気の中で、たとえ一時であったとしても・・・。

8月26日
今年に入って4度目の釣行。何時もなら息子と2人で行くのだが、生憎ロボコンで忙しいらしい。ましてや、釣りの為にわざわざ茨城県から岩手に来るのも考えものだ。息子との釣行はまた来年のお楽しみである。お盆も過ぎ、幾分涼しくもなり、どうしても釣りに行きたくてたまらずに、仕事も早々に切り上げ釣り場探しに直行したのだが、やはり1人は寂しいものである。
来年の釣行の為に、今まで行った事の無い新しいポイントを探そうと色々探し回ってみたのだが、昨年の岩手宮城内陸地震の影響で何処に行っても工事中。その為、工事看板の無い所を探す事になった。一関の西側の河川はほぼ全滅。衣川の支流に入ってみる事にした。奥に奥にと車を進め、ポイントらしい所を探しながら車を走らせた。古びれた橋を渡り、車を降りて渓相を見てみると、好ポイントが目に止まった。
この川に決める事になり、車を路肩に止め、逸る心を沈めながら釣行の準備をする。今まで入ったことも無い河川に臨む時は、期待感のあまり心が躍るものである。まるで、初めてのデートをする時の様に。ドキドキ、ワクワクと。
橋の横にコンクリートで作られた階段が見えた。そこを息をひそめ足音を消しながら慎重に下りていった。絶好のポイントが見えた。
フィッシュオン!1投目にいきなり引きがあった。「コツコツコツ」と、すかさず手首を返し、合わせてみたのだが、逃してしまった様だ。その後、暫らくの間そのポイントで粘ってみたのだが、逃した際の騒ぎで、岩魚も慎重になった様だ。岩魚やヤマメは敏感で、一度その場を荒らしてしまうとなかなか難しい。ヤマメは特にそうだ。
そのポイントを諦め、上流部を目指す事になった。ところが、ポイントらしいポイントがなかなか見当たらない。
それどころか、先行者の足跡がくっきりとあるではないか。
平日の水曜日、「暇な人も居るもんだな〜(自分の事はさて置いて)」と、呟きながらちょっとしたポイントも見逃さずに攻めてみることにしたのだが、この支流は滑川で、行けども行けどもポイントらしいポイントが見当たらない。「はてさてどうしたものか」と思案しながらも、行けるとこまで行ってみる事にした。
ところが、やはり行けども行けども同じ様な渓相である。
結局、帰りの事を考え引き返すこととなった。
今回の釣果はたったの3匹。それも全てリリースサイズである。
確かに、釣ることが第一の目標なのだが、入渓する目的はそれ以外にもある。日頃の煩わしさを晴らす為でもある。むしろ、その事の方が大きいかも知れない。
大自然の懐に抱かれて、ただ黙々と指先に神経を集中していると、まるで時間が止まった別世界にいる様な錯覚に陥るのである。
このまま、ずっと此処に居たいとさえ思うのである。
小川のせせらぎと、時折り聞こえてくる小鳥達の鳴き声しか、聞こえてこない大自然の飄々とした静寂に包まれていると、英気や活力を養われている様な感じさえするのである。釣れた釣れないは、さほど問題では無いのである。
一匹も釣れない日もあるので、それを考えれば未だ良い方だと、自分に言い聞かせ納得しながら家路についたのだった。・・・

7月23日
今年に入って3度目の釣行。やはり今回も息子が夏休みの為、帰省したついでの渓流釣りである。私1人で行く手もあるのだが、やはり相方がいないと「ちと寂しい」のである。約3ヶ月ぶりの入渓だが、やはり山はいい。日頃の煩わしさがいっぺんに吹き飛んでしまう。
さて今回の釣果は、一尺に届かなかったものの28cmのイワナを筆頭に20cm〜25cm前後が殆んどで、合計10匹ほど持ち帰った。ただ一番惜しかったのは、一尺を優に越すであろう大イワナを逃がしてしまったのである。手元まで引き寄せた瞬間「ボッタリ」と落としてしまったのである。よくよく見てみると鉛の下にあるハリスが切れているではないか。「いや〜実に惜しいことをした」後50cmほど引き寄せていれば・・・無念無念!残念無念だ! 「逃がした魚は大きい」というが、本当に大きかった。その後暫らくの間、悔しさを堪えての釣行となった。やはり、以前もこの支流で大物を逃がした経験がある。今思い出しても実に悔しい。再度、チャレンジしたいものである。但し次回は単独釣行となるだろうが、時間のやりくりが厳しいかもしれないのだが・・・。

5月4日
今年2回目の釣行。大学生の息子が連休のため帰省し、「釣りに行くべや」と懇願され私も嫌いではないので、農繁期の忙しい中付き合うことになった。何処に行こうか迷った末、磐井川水系の支流に行く事になった。「朝4時に行くよ」という事だったが、2人とも起きたのは4時過ぎだった。「眠い〜」
ともあれ目的地に着いたのは既に5時半、先行者が居ないのを期待していたが、どうやら間に合った様だ。早速釣り支度を済ませ竿を振った。3投目にさい先良い良形のイワナがヒットした。一尺にちょっと欠けるぐらいだろうか。「今日はいけそうだな」前回一匹も釣れずに家路についたので、一匹でも釣れば気も楽になる。入れ食い状態とは行かなかったものの、リリースサイズを除いて15匹。まずまずの釣果だった。
帰りは山菜取りをする事になり、熊笹の竹の子や、ワサビ、コゴミ、ゼンマイ等を少しばかり、山の恵みをおすそ分けして貰うことになった。しかし、山は何時来ても良いものである。大自然の懐に抱かれ、静寂の中に身を包み、聞こえてくるのは心地の良い小川のせせらぎと小鳥の鳴き声ぐらいである。日頃溜まったストレスが全て忘れられる。竿先に当たりを待って、一点に集中する。感覚が研ぎ澄まされてくるのを感じる。また、ワサビや竹の子を探し、地面を見詰めながらひた歩く。時の経つのがあっと言う間である。「山中暦日無し」と言うが、ちょっとニュアンスが違うけれども、正しく異次元の空間に居るみたいである。・・・

3月8日
今年初めての渓流釣り、流石に未だ寒い。一昨日の大雨と雪解け水によって水量もあり、期待を膨らませながらの釣行だったが、あたりも無く寂しい結果となった。私も竿を振るつもりだったのだが、膝の調子が芳しくないので結局長男1人の釣行となった。その長男も4月から大学進学の為、岩手を離れる事になる。次男は全く興味が無いので、おそらく今年のアスリートフィッシングは私1人での釣行となりそうだ。
ちょっと寂しい気がするのだが、元々1人の釣行が好きである。大学時代、北海道での釣行もよく1人で行ったものだった。ただ、北海道の河川はちょっと危険である。
入渓する際、名前と住所を記入する用紙が置いてあって、その横には「熊出没注意」の看板がある。若かった所為もあるが、度胸試しだと思ってよく入渓していたのだが、ある日、河川の名前は忘れたが、支笏湖の北側にある河川に入渓した時は、流石に恐い思いをした。
オショロコマが入れ食い状態で、しかも身震いしそうなポイントが点在していた。周りを気にせずどんどん遡上して行くと、前方の茂みが揺れているのである。風もほとんど吹いてはいない。ふと、我に帰り「こりゃまずい」と、確認もしないで一目散に川を下った事を今でも鮮明に憶えている。
ヒグマとは限らないが、もしヒグマだったらと思うと身震いがする。あんな山奥に1人っきり、もし仮に戦ったとしても到底勝てる相手じゃない。極真空手のウィリー・ウィリアムスがグリズリーと戦った映像があったが、あれは前もって熊の爪を落としていたそうだ。勿論それでも恐いが、何れにせよ、自然を甘く見るとろくな事にならない。それ以来、釣りクラブの会員になって、北海道の渓流に入る時は、極力メンバーと一緒に入渓する事になった。・・・
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