第3回 LC-杯 Bブロック  


エントリーNO.7 バトルロワイR

「詰込/三位一体バロワグンゾー †撃†」

 



??:あーあ、今日も学校は普通だったなー。早く家に帰ろ。駅で一時間待った上に電車で一時間かかるけど帰ろ。

(ブウゥゥゥゥゥゥゥゥン キキーーーッ ガツーン)

 男:大変だ! 君のお母さんが急に倒れて病院に運ばれたんだ!

 女:私たちは君を迎えに行って病院へ連れてくるよう君のお父さんに頼まれたの! さぁ、早くこの車に乗って!

??:ガツーンって! ガツーンっていってるから! 普通に自損事故だけど!

 男:そんなことは気にしなくていい! 早く乗るんだ!

??:えー、でも父からは特に連絡とか来てないしなぁ。あなた方はどなたなんですか?

 女:私たちは ただの通りすがり です。

??:誤魔化しに怪しさを隠す気配がないんだけど。この状況で通りすがりを騙るのはおかしいでしょうが。

 男:えぇーと、とおリスがり、そう! 10匹のリスを狩る 十リス狩りだよ! 善人だし安心じゃないか!

??:僕には害獣のイメージがないリスを狩る人が善人という印象はないよ。

 男:とにかく早くこの車に乗ってくれ! 頼む! お菓子もあげるから!

??:あんたらの手口の対象年齢ってもっと下だよね。バカにしてるのかな。

 女:わかった! そんなに怪しむなら私たちのことは車のシートに磔にしていいわ!
   それならいつでもあなたは逃げられるでしょ! 特に私の方は車の運転もしないからめちゃくちゃ縛ってくれていいわ! キツく、キツくね!

??:何なんだその提案は。わかりました乗りますよ。じゃあ、始めに二人をシートに磔にしますからね。自分の身の安全を確保するために。
   まぁ、ロープでシートに結び付けてやるんだけど。

 女:あぁん、もっとキツく縛って……!

??:父の知り合いとかじゃなくてホントにただの通りすがりだったら良いなって思ってきた。

 男:あぁん、もっとキツく縛って……!

??:男の嬌声とか勘弁してくれよ。はい、縛り終わったよ。

 男:オッケー、それじゃ思いっきり逆方向へ向かって発進!

??:さっそく降りるよー。ゼロだった信用度がマイナスに突入したから降りるよー。

 女:無駄よ。

??:……あれ。ドアが開かない。降りれない。ちょっとどういうことだよ!

 男:車にさえ乗せてしまえば後はこっちのものなのさ。君に逃げるという選択肢はないよ。

??:やっぱり僕を騙したな! 母が入院したってことも、父に頼まれて来たということも嘘か!

 女:そう、あなたを連れ出すための嘘よ。

??:クソ……! 僕をどうする気だ!

2人:どうするかって? そんなの決まってるじゃないか。













   選ばれし勇者である君に私たちの世界を救うべく魔王を倒してもらうんだよ!


勇者:……はい?

 女:勇者様! どうか私たちの世界を救ってください!

勇者:ええと、あんたらは……?

 男:実は私たちは通りすがりではなく、勇者様を私たちの世界へお連れする案内役の妖精です。騙していて申し訳ありません。

勇者:妖精て。 いや、ちょっと待ってよ。そもそも勇者じゃないんだけど。

 女:いいえ、あなたは勇者です。私たちの世界に到着すれば「祖母との思い出」が覚醒し、強い力が発現します。

勇者:なんなのさそれ。何でそれが覚醒するんだよ。意味わかんないよ。

 男:もう世界を救えるのはあなたしかいないんです。どうかお願いします。
   わたくしのことはいくらでも縛っていいですから。どれだけキツくしてもいいですから。

勇者:あー、もうわかった。覚悟を決めて出来るだけのことをするよ。あと あんたとそういうプレイをする気はないからな。

 女:ありがとうございます! ささ、間もなく私たちの世界の 魔王がいるステージに到着します。
   そこから魔王の部屋まで行き、魔王を倒してください。

勇者:わかった。やってみる。

 男:到着しました。我々はここで待つことしかできません。どうかご武運を。





【ここからは 本来 左→右 へのゲームのようなステージを上→下 に表記しているよ。
 首を可愛く右に傾げるか、端末を見る向きを変えるなどしてお楽しみください。
 なお、ステージの勇者がいる位置とセリフの位置はリンクしているからね。】




|         勇者:ここが魔王のいるステージかー。征伐しにいくぞー。


|         勇者:うわー、この壁 乗り越えるのキツイなー。(※勇者の身長は全角一文字ぶん)
|____
     |
     |
     ノ    勇者:(ツルッ)
____ノ
|         勇者:(ドテーン)
|            痛たたた…… ちょっと傾斜あったのか。気をつけよう。
|_
  |
 /        勇者:あっ! ここSASUKEN ZEMIでやったことある!
|            「反り立つ壁」だ! うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!
 \
  \_
    |     勇者:よっしゃ突破!
____|


|         勇者:これくらいの坂道なら這っていけば進めるな。
 \
  \
   \
    \ ●   黒丸:はっはっは! 我は魔王様の手下のモンスター、黒丸でござる!喰らえ 坂道で速度アップしたコロリンプレス!
     |    勇者:ふー、奥行きへ逃げたら楽に避けれたな。二次元であれば強敵だったかもしれない。
     |       しかも、坂道を登れないみたいだから息の根を止めるまでもなく追ってこないし。
    _|
  _|      勇者:秘技! 階段一段飛ばし!
_|
|         勇者:(ズシン)痛たたた……

|Ю        ??:ガハハ、今の間抜けなシーンは見させてもらった。アホはおウチに帰るんだな。
|         勇者:いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 生首だぁぁぁ! しかも喋ったぁ!
|         生首:おい!勇者落ち着け!ちょっ、走り去るな!話を聞け!ワシも魔王に挑んだ者の一人じゃ!おーい!















|          勇者:あー、怖かった。ここまで逃げれば大丈夫かな。さすが魔王のモンスター。ビジュアルがおぞましい。

|__
 __|       勇者:うわっ、落ちたら死んじゃうところだ。跳び越えなきゃ。
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 __|
 __
 __|       勇者:いや、プラスしか見えない方形波かもな。


|_______
|       |  勇者:いや、魔王の部屋の入口についたけど扉デカすぎ。
|_______|
|       |
|_______|  勇者:あ、でも軽い素材でできてるんだ。押して開けられるわ。



勇者:出たな魔王め! とりあえずサイズは普通の人間と同じくらいでちょっと安心したぞ!
   でもめちゃくちゃセンスの悪い仮面を顔につけてるし暑苦しいマントで体を覆っているな!ダサい!

魔王:イキナリ、失礼ナコトヲ言イオッテ、許サン

勇者:魔王! いざ勝負!





①    魔王との戦闘が始まった。先制攻撃を行う→②へ 逃げる→③へ
②    魔王に攻撃を避けられた。 もう一発 攻撃する→④へ 逃げる→③へ
③    魔王にアッという間に回りこまれた。 反撃する→⑤へ 逃げる→③へ
④    攻撃が当たったけど全然効いてないみたいだ。 同じとこを攻撃→④へ 別のところを攻撃→⑥へ
⑤    一度逃げた時点で君はもう勇者失格だ。→●へ(坂道を登れずにステージでゴロゴロしてる奴だよ)
⑥    今度は効いたみたい。さらに攻撃→⑦へ 魔王の弱点を知らせるために手紙を書く→拝啓 十五の君へ
⑦    功を焦り過ぎた。魔王の反撃がくる。そんな時、誰かとの思い出が駆け巡る。 祖母→⑨へ 祖父→⑧へ
⑧    学校で習いませんでしたか? 本文で書かれていないことは正解じゃないよと。→●へ
⑨    祖母との思い出が覚醒した。力が漲ってくる。→先へ読み進めてください。




勇者:とどめだ! おばあちゃん直伝のフライ拳【パンチ】!

魔王:ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!(バタン)

勇者:魔王が倒れた! やったぞ! 魔王をやっつけたぞ!

少年:うわぁ! すげえや勇者様! ありがとうございます!

勇者:おや、君は?

少年:魔王によって滅ぼされた村の唯一の生き残りです! 勇者様が憎き魔王を倒してくれるところが見たくてステージの最初からずっとついてきてました!

勇者:危険なマネをしてまで……

少年:実はオイラの憧れだった村最強の防衛騎士団も嘲笑うように一瞬でやられてしまったんです。魔王がとても憎いです。

勇者:そうだったのか。だが、君の憎む魔王はいま倒した。

少年:ありがとうございます! オイラの村の皆も地獄で喜んでくれてると思います!

勇者:急にどんな村だったのか気になることブチ込んできたねぇ。

少年:あの、実はオイラは情報屋をやってるんだ。良かったら魔王をやっつけた勇者様の活躍をオイラに広めさせてくれよ。

勇者:そうなのか。

少年:世界中の人が魔王をやっつけた勇者様のことを知りたいと思うさ。つまり、これは売れる。めちゃくちゃ売れるよ。オイラも一攫千金だよ。

勇者:営利目的なこと 少しは隠しなよ。

少年:大丈夫。広まれば勇者様は皆に感謝されるんだ。イイ話だろ?
   あ、そうだ。倒された魔王の写真も撮っておこうっと。

勇者:魔王はまだパンチを顔面に受けて気絶しているだけだから気をつけてね。
   まぁ、正確には魔王が顔につけていた悪趣味な仮面に拳が命中したんだけども。

少年:よし、とりあえず仮面は外してみようか。悪い怪物ヅラ オープン!



勇者:うわっ、美少女だ。


少年:えー、なんでなんでー! あんな恐ろしい力を持っていたんだよ。それが普通の美少女だなんて……

勇者:君の憧れだった村最強の防衛騎士団がこんな美少女にやられたと思うとショックだよね……

少年:魔王に様々なエロい償いをさせて、それを撮って売ったらもっと儲かるじゃん!

勇者:何やらせる気だお前は!マジかお前マジか。

少年:「こいつは憎き魔王、そんなやつで興奮しちゃダメなんだ、でも……」
   こういう背徳感いいよね。

勇者:やかましいわ! 本格的にお前なんなんだよ!

魔王:う…… 痛たた……

勇者:しまった、気絶していた魔王が目を覚ましてしまった。

魔王:あれ……? 私は今まで一体何を……?

少年:……!

魔王:たしかあの時、顔に変な仮面をつけて……
   でも、そこからは記憶が…… 何も思い出せない……

少年:うわお! 魔王は実は操られていただけで諸悪の根源はその悪趣味な仮面だっていうパターンきた!

勇者:あー、じゃあ仮面はぶっ壊しておくか。(ブシャッ)いや壊せたけど この弾け方、なんの素材だよ。

少年:お嬢さん! 大丈夫ですか? 意識はハッキリしていますか? その仮面について何か覚えてませんか?
   お名前は何ですか? 彼氏はいますか?

勇者:そんなにいっぺんに聞くなって。しかも、余計なことまで聞くな。

魔王:えっと…… その……

少年:彼氏はいますか?

魔王:いないです。

少年:オイラがあなたを一生守り抜きますぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!

勇者:おい、一般人。もう引っこんでろよ。

少年:いいえ。オイラはもう決めました。勇者様、ひとつ提案があります。

勇者:何だよ改まって。

少年:あなたが魔王だったことにしてください。

勇者:は?

少年:あなたが魔王だったということにして死んでください。

勇者:速攻で要求をグレードアップしてきやがったよ。そんなの当然 お断りだ!

少年:どうしてさ! 世界中の人たちは勇者の顔を知らないんだ!
   だから勇者の首を晒してこれが魔王ですと言ったって誰も疑ったりしないよ。世界を欺けるんだよ。
   そうしてオイラと彼女はハッピーなフューチャーへ向かうんだよ。

勇者:相手の立場になって考えることを知らないのかこいつは。

少年:聞き分けの悪い勇者め。こうなったら実力行使するしかないようだ。

勇者:欲望に憑りつかれた人間のほうがよっぽど魔王のようだ。勇者の名に懸けてお前も成敗してくれるわ。
   私欲にまみれた少年! いざ勝負!





①  少年が襲い掛かってきた。攻撃する→先へ読み進めてください。



少年:や…られ……た……

勇者:何が実力行使だよ。「①」と「→」の意味がなかったじゃねえか。

魔王:あの…助けてもらってありがとうございました。

勇者:いえいえ、あなたを操っていた仮面も壊したし解決したみたいなんで帰ります。あなたも気をつけて帰ってください。

魔王:あっ、せめて何かお礼をさせてほしいんですけど。

勇者:いや、そういうのいいんで。

魔王:お礼と言ってはなんですけど、我が魔王軍に入りませんか。

勇者:……ん?

魔王:私を倒す程の実力ですから優遇しますよ。

勇者:おいコラ。

魔王:魔王軍のトップの座はあげたくないけど、今度 最北の街を滅ぼす時の隊長くらいにならしてあげてもいいですし。

勇者:お前、普通に悪いやつじゃねえか。

魔王:ホント、無報酬でこき使ってやるからさ。魔王軍に入りませんか?

勇者:ステンレス聖フライパーンチ!(ドォォォォォォォォォォォォォォォォン!)

魔王:きゃっ☆(ばきっ)

勇者:いや、思わず本気の一撃で魔王をぶっ倒しちゃったけど 断末魔が可愛いの何なんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!




【こうして この世界の平和は守られたのであった。めでたしめでたし。】



【最後に 本編でわずかに残った疑問点を解決するコーナー】
Q.結局、仮面は諸悪の根源ではなかったんですか?
A.そうです。魔王本人が悪いやつです。仮面をつけた後の記憶もあります。

Q.生首が出て来たのは何だったんですか?
A.彼は魔王に敗れた元・勇者です。敗れた後、魔王の魔術であのような姿にされました。
  勇者に対魔王戦の助言を与える役割を担っています。しかし、彼を見た目だけで判断し逃げた勇者を責めてはいけません。
  怪しい者から逃げるのは賢明な判断です。

Q.勇者はちゃんと元の世界に帰れるんですか?
A.帰れます。

Q.少年のいた村の人たちは地獄に堕ちるような悪い人たちなのですか?
A.そんなことはありません。気にしないでください。

Q.案内人の男はゲイですか?
A.はい。


エントリーNO.8 チキンハートブレイカーズ

「自動車教習」

小笠原:それでは今日は、教習車を実際に運転してみましょう。
    じゃあまずは塩田君から先に運転席へ。野沢君は後部座席で見学を。

塩田 :小笠原先生すいません。野沢君がいません。

小笠原:ありゃ、遅刻か? 仕方ない、時間も過ぎているので塩田君だけで始めましょう。
    仮ナンバーを付けて。

塩田 :じゃあ今日は仮に、このアマゾンのダンボールを切ってナンバープレートとして使いましょう。

小笠原:仮ってそういうことじゃないよ君! 本当に仮もいいところだな!
    後部座席に2枚、仮ナンバーが入っているから、それを車の前後に付けなさい!

塩田 :どれどれガチャ。

野沢 :野沢。

塩田 :あっ野沢だ。

小笠原:コラッ野沢君! 教習車に勝手に乗り込んではいけません!
    君は後部座席で見学を。

野沢 :ごめんなさい。

塩田 :それでは前後に仮ナンバーを付けてっと。

小笠原:じゃあ塩田君、次は何をするのかな?

塩田 :えーと、呼吸?

小笠原:正解! 出直せ!
    車の周りに人がいたり物が落ちていないかを確認した上で、車に乗るのです。
    車体の陰はかなりの注意が必要です。

塩田 :どれどれ・・・あっ!

野沢 :野沢。

塩田 :車の後ろに野沢がいました! 確かに危ない!

小笠原:コラッまた野沢君! 君は後部座席で見学してなさいと言ったはず!

野沢 :ごめんなさい。

小笠原:そしてもっとコラッ塩田君!! ちゃんと仮ナンバーを付けなさいと先生は言ったはず!
    なんで仮ナンバー用のフレームにボール紙が挟まっているの! この車はアマゾンの配送車両ですかぁ!?

塩田 :うわぁやだなこの先生、絶対煽ってくるよ。教習生をビビらせて仮免試験で落として、再受講料を稼ごうとしてくるよきっと。

小笠原:そ、そんなことないぞ! 煽るなんてとんでもない、先生優しいことで有名だから!
    例えばそう、生徒からバレンタインチョコとか何かしらプレゼントされた時は、しっかり受け取ってやるし。妻子持ちだけど。

塩田 :もう何様目線だし、そのエピソードが優しさの代表になってしまうあたり、今日はハズレ教官だなぁ。

小笠原:いいから早く仮ナンバー付けなさい。アマゾンじゃないぞ。

塩田 :じゃあとりあえず今日は正規品の仮ナンバーを付けます。アマゾンプレートは記念に先生にプレゼントします。

小笠原:ありがとうビリビリビリポイ。

塩田 :やっぱり優しさの欠片も無いじゃないか!

小笠原:ゴミをプレゼントする君もどっこいどっこいだからね。エピソードでやや不利かもだけど、今のはイーブンだからね。
    じゃあ車に乗って。

塩田 :よいしょっとなるほどサイドミラーってこういう時のために。

小笠原:コラコラッ塩田君!! サイドミラーに足をかけて車体に上らない!!
    車に乗ってと言われたら、君はいつもよじ登っているのかい?

塩田 :はい。

小笠原:ああそうだったのか先生が悪いんだなごめんなふざけんな。
    じゃあ運転席に座って。

野沢 :運転席に、野沢。

小笠原:コラッ野沢君! 君は最初は見学だから後部座席へと何度言ったら!

野沢 :ごめんなさい。

塩田 :改めまして運転席に、塩田。

小笠原:その断りは必要なの?

野沢 :車の上に、野沢。

小笠原:コラコラッ野沢君!! それはさっきやったばかりだぞ工夫が足りない!

塩田 :何の?

野沢 :とりあえずごめんなさい。
    助手席に、野沢。

小笠原:コラコラコラッ野沢君!!! 3連続コラッだ、5連続は退校処分だぞ!

塩田 :次もまだセーフなんだ。

小笠原:まあ一応・・・。
    って野沢君! さっさと後部座席に!

野沢 :ごめんなさい。

小笠原:じゃあ車の周りに誰もいないことを確認したので、さっそくエンジンをかけてもらいます。

塩田 :ビリビリに破かれたダンボールが落ちてるけど、運転上は問題ないってことですね。

小笠原:運転上は、うん・・・。きっと後で用務員さん的な人が片付けるよきっと。
    ほら早くかけて!

塩田 :ガソリンだばぁ~。

小笠原:コラッ塩田君! 先生はエンジンをかけろと言ったんだ、先生にガソリンをかけてどうするんだ!

塩田 :着火?

小笠原:コラコラッ塩田君!! 殺害予告で先生を揺さぶろうとしても無駄だぞ!
    あとガソリンをそんなペットボトルで携帯するのは禁止だぞ! 確かそれっぽい法律があったと思う!

塩田 :説得力に欠ける先生だなぁ。

小笠原:とにかく、二度とそんなものは持ち歩かないように!

野沢 :後部座席には、チャッカマンを持ち歩くことでお馴染み、野沢。
    バーベキューの鬼、野沢。

小笠原:持ち歩くことは別に悪いことじゃないけど、それを今発表する悪意!
    あとその最後の「鬼」ってなんだよ! 色々考えられるけど良くはないのは確かだな!
    ああもうさっさとエンジンかけなさい!

塩田 :ガガガッ、ガガガッ。あれ、うまくかからないぞ?

小笠原:コラコラコラッ塩田君!!! エンジンをかける時にはあるものをギュウ~っと踏みながら、って学ばなかったのかい?

塩田 :ああそうか先生の足をギュウ~っと。

小笠原:コラコラコラコラッ塩田君!!!! これで退校リーチだ塩田君!!!!
    わざわざギアを跨いでまで生徒から足を踏まれるナメられっぷり、これは逆に人気者の証拠か!?

塩田 :その発想は飛躍しすぎていると思います。

小笠原:自分でもそう思う。気を付ける。

野沢 :ギュウ~。

小笠原:コラッ野沢君! いきなり先生の腕をつねるんじゃない!
    塩田君は命拾いしたね! 連続コラ記録は4でストップだ!

野沢 :ギュウ~。

小笠原:ぐえぐえっ野沢君!! 今度は先生の首を絞めて、さっきから君は一体何がしたいんだ!!

野沢 :ギュウ~ってしろと先生が言っていたから。

小笠原:それはエンジンをかける時にだし、
    ギュウ~はブレーキを踏む擬音だし、
    そもそも君は後部座席で大人しく見学していろと言ったはず!

野沢 :ごめんなさい。
    そうかなあ。
    ごめんなさい。

小笠原:ム、一部納得してもらえなかったか・・・。

塩田 :とまあ茶番はこのくらいにしまして、ブレーキ踏みながらエンジンをかけましたよっと。

小笠原:あっごめんシートベルト! 先生もうっかりしてた!

塩田 :コラッ小笠原!

小笠原:これは本当にすみません。あとこういうのが4回連続したら先生、辞職します。

塩田 :自分込みで誰にでも甘い。

小笠原:そ、それじゃ発進して。まずはあそこの信号のある十字路まで。

野沢 :歩行者として、野沢。

小笠原:コラッ野沢君! 一体いつの間に降りたの!? ドア開けた音は聞こえなかったけど!?

野沢 :発車前に車体に登った時に、天井部に細工をしていたことには気付けなかったようだな。
    鬼教官に対しての鬼、野沢。

小笠原:鍵壊すわ、
    天井に穴開けるわ、
    あと先生は鬼教官じゃないのに鬼教官呼ばわりするわ・・・謝りなさい!

野沢 :ごめん。
    なさい。
    嘘こけ。

小笠原:一部納得してもらえないのは別にいいんだけどその、分割謝罪は妙に腹立つなぁ。
    話を戻すけど、ここは教習所だし歩行者とかそういうのはいらないから!

野沢 :実態として、野沢。

小笠原:ああそうだね、実際にこうして歩行者がいるんだから無視はよくないよね。
    野沢君も先生の指示を無視しないでほしいんだけどね。

塩田 :先生、そういえば野沢君は今ので3回連続怒られているのに、野沢君が降りた時のコラッの回数が2回足りませんでした。

小笠原:いや、シートベルトの件で、先生が君から怒られちゃったから中断されたんだ・・・。
    それに首を絞められたときはコラコラッではなく、ぐえぐえっと言ってしまっているからね・・・。

塩田 :甘く、そして厳格。普通は共存しないよこれら。

小笠原:まあまあ。それじゃこの交差点を右折して。
    信号と他の車だけでなく、野沢君にも注意しながらね。
    歩行者としての注意だけではなく、野沢君という存在への注意も必要だからね、分かるね?

塩田 :彼への警戒心が半端ない。

野沢 :「「「「「「分身野沢。」」」」」」

小笠原:コラコラッ野沢君!! 分身して歩行者の数を増やすんじゃない!!
    あとその攻撃的なポーズもやめなさい!
    十字路すべての角に、歩行者がクラウチングスタートの姿勢でいるとか鬼か!

野沢 :「「「「「「仮免ドライバーの鬼、野沢。」」」」」」

小笠原:君の方が先生よりよっぽど鬼教官たる資質があるよ! よくもさっきは先生を鬼教官呼ばわりしやがって!
    あと分身全員で同じことを喋るの止めてもらえる? 集中できないよ代表を決めてよ。

塩田 :分身については全く動じないあたり、この先生割と適応力高いよ。
    俺も適応力が高いところを見せ付けるぞブゥ~ン!!
    あ。

小笠原:コラコラコラコラッ塩田君!!!! 君は今一体何をしたか分かるか!?

塩田 :その前にちょっと待ってよ先生、一気に4コラってどうなの。汚いよ。

小笠原:汚くないよ、いいかい? 君は今、
    赤信号にも関わらず交差点に突っ込んだ
    野沢君を轢いてしまった
    野沢君を轢いてしまった
    野沢君を轢いてしまった
    4コラじゃないか!!!!

塩田 :分身なら問題ないでしょ、1コラへの訂正を求めます。
    ほら分身が解けた野沢君も自力で戻ってきた。

野沢 :骨折野沢。分身野沢は二人が殉職。

小笠原:コラコラッ塩田君!! 野沢君の本体が混ざっていたじゃないか、2コラで決着だ!!

塩田 :チェーッ。まあ別に4コラまではどうでもいいんですけどねー。

小笠原:はいじゃあ野沢君は後部座席で大人しくしててね。

野沢 :Zzz・・・の・・・ざわ・・・。

小笠原:コラッ野沢君! 大人しすぎるだろいい加減にしろ!

野沢 :ご・・・めん・・・Zzz。

小笠原:だからと言って車外に出歩かれても困るので、今回は特別に寝ることを許可する!

塩田 :教習の意味よ。

小笠原:じゃあ次は坂道発進の練習をします。さっさと坂道まで走らせなさい。時間おしてるから。急いでほらほら。はよ。

塩田 :やっぱり煽るタイプの教官じゃないか! しかし売られたケンカは買うしかない!
    くらえ必殺ドリフト、ギャギャギャギャギャッ!!

小笠原:コラッ塩・・・無事に着いてしまったので怒りにくい。急かした以上、仕方あるまい。
    じゃあ坂道で一度エンジン止めて。ブレーキは踏んだままね。先生の足は踏まなくていいから。

塩田 :チェーッ。

小笠原:サイドブレーキも上げること。サイドブレーキって何を指してるか分かる?
    この車では、運転席と助手席の間にあるレバーがサイドブレーキたるものだからね。
    誤って先生のちんこを持ち上げたりしないようにね。

塩田 :降りたい。すぐに告発したい。

小笠原:ま、待ちたまえ今のはコミュニケーションの一環であって、塩田君はマイナス3コラからカウントするから・・・。

塩田 :今更言うのもあれなんだけど、車のドライバーに対して7回も猶予を与えるってどうなの。
    4回の猶予もおかしいけどさ。恩恵受けてるから追究はしないけどさ。

小笠原:はいじゃあ早速坂道発進してみよう。坂道だからね、ブレーキからアクセルへの足の切り替えを素早くね。

塩田 :よし行くぞ必殺急発進!!
    ・・・あれ、全然動かない。

小笠原:コラッ塩田君! サイドブレーキも解除しないと!

塩田 :あれ先生それ言ったっけ? こっちはドリフト以外は初心者なんだからもっと丁寧に!

小笠原:コラッ小笠原!
    釈然としないものがあるが、改めてどうぞ。

塩田 :よし行くぞ必殺急発進!!
    ・・・あれ、これでも全然動かない。

小笠原:やっぱり坂道だからねー。もっとアクセルを強く踏まないと。
    あと教官の横で急発進とかドリフトとか宣言するの、いい加減やめなさい。
    必殺、ってのも冗談にならないからやめなさい。

塩田 :どうやらこれらはコラカウントの対象外らしい。なら聞き流そう。
    もう一度行くぞ滅殺急発進!!
    やっぱり動かないです、アクセルは踏めるだけ踏んでるんですけど。

小笠原:確かにおかしいな、車の故障か?
    野沢君、ちょっと整備のおっちゃんを呼んできてくれる?

野沢 :分身しすぎて車から降りられなくなっちゃった。

小笠原:コラッ分身野沢君の代表者! 分身して後部座席の重量を増やすんじゃない!
    今すぐその分身をやめなさい! 重すぎて車が動かないじゃないか!

塩田 :すげえな天井までギュウギュウだよ。穴が見えなくなってるよ、天井は解決したね。あとは鍵だね。

小笠原:どこがどう解決したと思ったんだい?

野沢 :ギュウ~。

小笠原:コラコラッ分身野沢君の代表者あるいは分身!! どさくさに紛れて先生の腕をつねるのはやめなさい!
    あとギュウ~ってのはブレーキを踏む擬音だと何度言ったら!!
    そして分身はさっさと消しなさい!!

野沢 :ごめんなさい。
    そうかなあ。
    うるせえよ。

小笠原:コラコラコラッ代表!!! 一連のごめんなさいの中に隠そうとしても無駄だぞ、先生は口ごたえを聞き逃さなかったぞ!!!
    擬音も共感してくれないし! 「教官に共感」してくれてもいいじゃないか! どう?

塩田 :分身のせいで車内温度が上がってきたので、そういう意味では、まあ評価。

小笠原:自信作・・・。
    ほら早く分身を処分しなさい!

野沢 :分身の一人が圧死し、悲しみに暮れ野沢。

小笠原:コラコラコラコラ野沢くん達ー。同胞?の死に落ち込むのもわかるけど、分身はさっさとなんとかしなさーい。
    優しく言ってるけど、君リーチだからね。10秒待つけどそれ以上は待たないよ。
    123456789、ほらもう9だよ9。もうすぐコラッって言っちゃうよー。退校だよ退校ー。

野沢 :圧死した分身が安らかに眠れるように、分身を分身で囲む儀式を始めるのでもう少し待って。

小笠原:コラコラコラコラコラッ野沢君!!!!! 10秒たったわこの野郎!!!!!
    さっき分身が轢かれたときはそんな儀式無かったじゃねえかいい加減にしろ!!!!!
    車内で円陣組まれるとさらに狭くなるんだよ!!!!!
    分身の誰かが先生の腕と肩と頭を踏んでるじゃないか、頭ってお前!!!!!

野沢 :ヴォー↑ ヴォー↑ ヴォヴォヴォー↓
    野沢鎮魂歌、終了。

小笠原:コラコラコラコラコラコラッ、オーバーキルだぞ野沢君!!!!!!
    今のコラカウントは、あまりに雑な鎮魂歌に対する先生の意見です。

塩田 ;匙加減じゃねえか。いや最初からそうなんだけど。
    せめて教習に関係あるものをカウントする、とか無いの?

小笠原:もう彼は退校って決めたからいいんです!! ここからは先生のオナニーですマスターベイションですシコシコです!!

塩田 :下ネタへの緩さ、告発しよ。

小笠原:あっ、ちょっとタイム・・・。話し合いを・・・。

塩田 :隙あり先生の足は俺がギュウ~!

小笠原:コラッ塩田君! 野沢円陣に便乗するんじゃない!

塩田 :こんな状況でもコラカウントを守る先生、案外しっかりしてるのかもしれない。
    いや、しっかりしてないからこそこんな状況になってるんだ。

小笠原:とにかく、野沢君は、退校決定です!!!!!
    帰れ!!!!!

塩田 :じゃあ俺が野沢君を家まで送ります。ブゥ~ン!!
    やっぱ飛ばすなら一般道に限るぜ!

小笠原:コラコラッ塩田君!! 教習車で勝手に一般道をすっ飛ばしてはいけません!!
    コラコラコラッ塩田君!!! 一方通行に侵入しちゃいけません!!
    コラコラコラコラッ塩田君!!!! 赤信号は止まるのです、君確かさっきも!!!!
    コラコラコラコラコラッ塩田君!!!!! 運転中に鼻くそ掘らない先生になすりつけない!!!!!
    君たち二人とも退校じゃあああああ!!!!!














※二人は退校、先生は解雇されました。


エントリーNO.9 ちょびオールスターズ

「夏休みの宿題」

 

B:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ。

B:「あぁ~♪夏休みの宿題~♪これから~♪実行する~~♪」

A:ありがとうございました。では、次の方。

C:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ。

C:「アサガオ!植える!アサガオ!見る!アサガオ!描く!アサガオ!捨てる!」

A:(捨てられたアサガオを拾う)
  ありがとうございました。では、次の方。

D:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ。

D:「ドリルでドーン!!!ドリルでドーン!!!ドリルでドーン!!!」

A:ありがとうございました。では、次の方。

E:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ。

E:「体操!体操!体操!体操!体操!体操!休み!
   体操!寝坊!体操!体操!寝坊!寝坊!休み!
   寝坊!寝坊!体操!寝坊!寝坊!寝坊!休み!
   寝坊!寝坊!寝坊!お盆!お盆!お盆!お盆!
   寝坊!寝坊!寝坊!寝坊!寝坊!寝坊!寝坊!
   寝坊!寝坊!寝坊!寝坊!寝坊!寝坊!寝坊!」

A:(お盆効果すごいなぁ…)
  ありがとうございました。では、次の方。

F:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ。

F:「絵日記、ええ日記。」

A:ありがとうございました。では、次の方。

G:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ。

G:「おおロミオ、どうしてあなたはロミオなの!?」

  「ジュリエット、こうやってロミオを装っておけば、
   読者が感動して読書感想文を書きやすくなるだろう?」

A:(感動)
  ありがとうございました。では、次の方。

H:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ。

H:自由研究、原稿用紙のモノマネ。

  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□

A:ありがとうございました。すごいですね。では、次の方。

I:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ。

I:「晴れ、晴れ、くもり、晴れ、晴れ、くもり、晴れ、くもり、晴れ、くもり、雨、雨、雨」

A:ありがとうございました。では、次の方。

J:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ。

J:図画工作。

A:ありがとうございました。では、次の方。

K:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ。

K:「ひまわり!植える!ひまわり!見る!ひまわり!描く!ひまわり!捨てる!」

A:(ヒマワリの種を貪り食う)
  はひほほおほはいはいは(ゴクン)では、次の方。

L:夏休みの宿題をします。

A:よし。

L:「微分!積分!嫌な気分!」

A:ありがとうございました。では、次の方。

J:夏休みの宿題をします。

A:よし。

J:「書き取り!書き取り!書き取り!書き取り!途中からコピー!」

A:ありがとうございました。では、次の方。

M:夏休みの宿題をします。

A:よし。

M:「書き取り!書き取り!書き取り!書き取り!途中から妹!」

A:ありがとうございました。では、次の方。

N:夏休みの宿題をします。

A:よし。

N:自由研究、古井大吾君の原稿用紙のモノマネ。

  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□固□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□囲□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□因□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□圄□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□

A:ありがとうございました。超すごいですね。では、次の方。

O:夏休みの宿題をします。

A:よし。

O:あ、範囲勘違いして冬休みの宿題までやっちゃいました。

A:ありがとうございました。では、次の方。

P:夏休みの宿題をします。

A:よし。

P:あ、オリオン座だ!

A:(とりあえず、冬の星座なんだよなぁ…)
  ありがとうございました。では、次の方。

Q:夏休みの宿題をします。

A:よし。

Q:自由研究、原稿用紙のモノマネ。

  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□

A:ありがとうございました。少しずれてますね。では、次の方。

R:夏休みの宿題をします。

A:うむ。

R:自由研究、原稿用紙のモノマネ。

  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□

A:ありがとうございました。雑ですね。では、次の方。

S:夏休みの宿題をします。

A:うむ。

S:「アサガオ!捨てる!」

A:ありがとうございました。時間が無かったんですね。では、次の方。

T:夏休みの宿題をします。

A:うむ。

T:あ、範囲勘違いして7月31日の宿題までしかやってませんでした。

A:ありがとうございました。時間が無かったんですね。では、次の方。

U:夏休みの宿題をします。

A:うむ。

U:「書き取り!しない!」

A:ありがとうございました。時間が無かったんですね。では、次の方。

V:夏休みの宿題をします。

A:うむ。

V:図工。

A:ありがとうございました。時間が無かったんですね。では、次の方。

W:夏休みの宿題をします。

A:うむ。

W:「毎日くもり!!!!!!!!!」

A:ありがとうございました。時間が無かったんですね。では、次の方。

X:夏休みの宿題をします。

A:うむ。

X:自由研究、原稿用紙のモノマネ。

  □□□■□□□
  □□□■□□□
  □□□■□□□

A:ありがとうございました。時間が無かったんですね。では、次の方。

Y:夏休みの宿題をします。

A:うむ。

Y:「ドリル!」

A:ありがとうございました。時間が無かったんですね。では、次の方。

Z:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ。

Z:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ?

Z:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ??

Z:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ???

Z:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ?????

Z:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ????????

Z:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ?????????????

Z:夏休みの宿題をします。

A:どうぞ?????????????????????





~~~~~9月1日~~~~~





Z:あっ。

A:あっ。







Z:…夏休みの宿題はしませんでした。

A:延ばし延ばしで結局やらないのかよ!
  いい加減にしr



αβγδεζ:ちょっとまったぁーーーーー!!!



A:!?



η:窓口が混んでいたせいで提出が間に合わなかったのは納得できない!
  我々にも夏休みの宿題をさせるべきだ!

A:そ、それは…

θ:やらせろ!夏休みの宿題やらせろ!!!

A:し、仕方ない…
  では、特別に許可しよう。





α:夏休みの宿題をします。

A:許可する。

α:「アサガオ!植える!
   ヒマワリ!植える!
   ヘチマ!植える!
   アサガオ!観察する!
   ヒマワリ!観察する!
   ヘチマ!観察する!
   アサガオ!捨てる!
   ヒマワリ!捨てる!
   ヘチマ!捨てる!」

A:たくさん植えたら遅くなったのだな、理解する。では、次の方。

β:夏休みの宿題をします。

A:許可する。

β:「体操!体操!体操!体操!体操!体操!体操!
   体操!体操!体操!体操!体操!体操!体操!
   体操!体操!体操!体操!体操!体操!体操!
   体操!体操!体操!体操!体操!体操!体操!
   体操!体操!体操!体操!体操!体操!体操!
   体操!体操!体操!体操!体操!体操!体操!
   体操!」

A:毎日やってたからこれからも続けるという意思なのだな。理解する。では、次の方。

γ:夏休みの宿題をします。

A:許可する。

γ:書き取りをします。

  「亜!哀!挨!曖!握!扱!宛!嵐!依!威!
   為!畏!尉!萎!偉!椅!彙!違!維!慰!
   緯!壱!逸!茨!芋!咽!姻!淫!陰!隠!
   韻!唄!鬱!畝!浦!詠!影!鋭!疫!悦!
   越!謁!閲!炎!怨!宴!媛!援!煙!猿!
   鉛!縁!艶!汚!凹!押!旺!欧!殴!翁!
   奥!岡!憶!臆!虞!乙!俺!卸!穏!佳!
   …」

A:全部の漢字を書き取ったんだな。理解する。では、次の方。

δ:夏休みの宿題をします。

A:許可する。

δ:自由研究、原稿用紙のモノマネ。

  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

A:フルサイズだから時間かかったのだな。理解する。では、次の方。

ε:夏休みの宿題をします。

A:許可する。

ε:自由研究、古井大吾君の原稿用紙のモノマネ。

  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□固□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□囲□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□因□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□圄□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

A:フルサイズだから時間かかったのだな。理解する。では、次の方。

ζ:夏休みの宿題をします。

A:許可する。

ζ:自由研究、古井大吾君の原稿用紙のモノマネ。

  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□
  □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□□□□□□□

A:肝心の場所が破れてしまったから提出を躊躇ったのだな。理解する。では、次の方。

η:夏休みの宿題をします。

A:許可する。

η:しました。

A:やったんだな。では、次の方。

θ:夏休みの宿題をします。

A:許可する。

θ:しーた。

A:やったんだな。では、次の方。

古井大吾:夏休みの宿題をします。

A:許可する。

古井大吾:自由研究、俺の表札。

     固
     囲

     因
     圄

A:いろんな人に題材にされて大変だったな。理解する。

  …おや?君たちは。

アサガオ:夏休みの宿題に使われました。

A:だな。

ドリル:夏休みの宿題に使われました。

A:だな。

■:夏休みの宿題に使われました。

A:だな。

くもり:夏休みの宿題につかわれました。

A:ん?

お盆:夏休みの宿題に使われました。

A:そうか?

凹:夏休みの宿題に使われました。

A:ちょっとよく覚えてない。





~~~~~秋分~~~~~





A:…おっと、もうこんな時間だ。








A:で、お前は夏休みの宿題終わったのか。

Z:やってない。

A:いい加減にしろ。

ικλμνξοπρστυφχψω:夏休みの宿題忘れました。

A:もっといい加減にしろ。







B:「あぁ~♪夏休みの宿題~♪これにて~♪終わる~~♪」

V:図工。


ジンガー

マグネッツ

スライドGARAS

サイクルハンマー

QQQ

加点・減点

平均点

総合順位

90

87

39

87

65

59

78

-35

67.1

15位

・原稿用紙のモノマネからの古井大吾くんの破壊力がすごい。
サイズ感とか超面白いじゃないですか。よくこんなの思いつきますね…
ネタ全体の印象として、最初はよく理解できない状態で読んでましたが、読み進める内にぐいぐい引き込まれていきました。
結果的に世界観を飲み込みきれてないのですが、そういう世界観なんだということにして、ただ楽しませていただきました。(ジンガー)

・前に見た時より長くなってますが、長くなってる部分も面白かったです。
相変わらず何なんだろうこれ。Aのセリフがいちいち面白いです。
一つの世界が完成していて特に言うこともないので、笑った量で点数をつけます。(マグネッツ)

・古田大吾はシンプルに「おぉ」ってなりました。誰か気づいてもいいのに気づかなかったんですね、これ。

凄い実験作だったと思います。
この作品にどうたらこうたら述べてもアレなので見終えてから直感で思った点数をつけました。
まあ、笑いという点ではやっぱり薄かった/繰り返しがややしつこかったかなと思います。(スライドGARAS)

・原稿用紙のインパクトが凄すぎて他のボケが霞んじゃうくらい
ギリシャ文字に入ってから先生の口調が変わったのがちょっと気になりました
他のボケとのつながりはあったものの、羅列系なので当たり外れは結構あった印象です。ただ原稿用紙のおかげで全体的に高水準な感じで(、)

・最初は設定に違和感があったのですが、途中から面白くなっていきましたね。すかされたようなボケがちらほらあったのが惜しかった。
「図画工作。」だけで終わるのはさすがにどうかと・・・ 斬新で良かったですが改良点もあったネタでした。(サイクルハンマー)

・個人的にDの「ドリルでドーン!」Nの「古井大吾君の原稿用紙のモノマネ」が好きなくだりでした。
古井大吾の表札のくだりなんかはよく探して来たなと感心させられたり、台詞より長いι~ωの人物表記が何だか絵的にも面白かったです。
ただ、Zで終了かと思いきやギリシャ文字軍団が乱入する展開は良い意表の突き方だったと思うんですが、以降のくだりがそれ以前とさほど波が変わらずサラッと終わってしまったので少し物足りなさを感じました。(QQQ)

・このネタは内容がペラッペラなんですけどね、とにかく原稿用紙のモノマネに尽きますね
古井大吾君の原稿用紙のモノマネを見たときは思わず言葉を失うほどの衝撃でした
まぁ、全体的には内容ペラッペラなんですけどね(翔)


エントリーNO.10 フランスパン

「豚箱村のつか丸くん」

 

友人たち:つか丸く~~~~~ん!!!!!

 

 つか丸:はいはい

 

(大声でつか丸を呼んだ為、近隣住民に訴えられた友人たちが少年院送りになる)

 

 

 

深夜のドラマ劇場 豚箱村のつか丸くん

オープニングテーマ『はじまりはいつも雨』 歌・ASKA

※お詫び 時間が無くて番組内容の変更が間に合いませんでした

 

 

 

 つか丸:僕の名前は森本つか丸、小学5年生。先週だけでクラスメイトが6人減ったよ!

     いなくなったクラスメイトの顔が誰一人思い出せない刹那、暇だから徒然なるままにテレビでも見よう

     うわぁ、また神田うのが結婚式やってるよ。どんだけ金持ってるんだよ。金持ちってずるいなぁ

 

 

 

 

 

 

 

     金持ちってずるいなぁ!!!

     お金ほしい! お金ほしい! お金お金お金お金! ギブミーマネー! 紙幣プリーズ! 来やがれ日本銀行券!!

     くたばれ神田うの!! こんなことなら僕の耳垢が1グラム600億で取引される世界に生まれれば良かった!

 

  ??:説明しよう。つか丸くんは裕福な人を見ると高確率でこのような発作を起こすよ

 つか丸:あ、ダレノガレ明美じゃない方のおじさんだ

  ??:全てのおじさんがダレノガレ明美じゃないけどね

 つか丸:じゃあおじさんは誰? ノガレ?

  犯罪:この前パソコンが『大間のマグロ』を『大麻のマグロ』と誤変換したよ。ということは犯罪おじさんだよ

 つか丸:知ってたけどね

  犯罪:ズコーーー!!

 つか丸:あはははは、おじさんって相変わらず面白いなぁ。……はぁ、2億ほしい

  犯罪:情緒不安定にも程があるよ。せっかくおじさんが作り上げた楽しい雰囲気をぶち壊さないでくれ

 つか丸:2億あったらさぁ、精神掌握くらいできるよね! 誰かの人生狂わせられるよね!

  犯罪:先に君の人生が狂いそうだけどね

 つか丸:だから銀行で1億8000万円強盗するんだ!

  犯罪:2億じゃないんだ。なぜ2000万円少ないんだい?

 つか丸:1億8000万円で宝くじ買うんだ。それだけ買ったら2億当たるでしょ!

  犯罪:普通に2億強盗しろよ

 つか丸:そっかぁ、2億強盗したほうが買える宝くじも増えるもんね!

  犯罪:なぜそれだけの額があるのにロマンを求めるんだ。2億強盗しても使わなければ2億あるだろう?

 つか丸:でも2億あるんだよ。それでくじを買わないってことは、2億ひく0だから………2億あるー!!

  犯罪:実質引いてないからね

 つか丸:やったぁー! 今夜は赤飯炊いてトーテムポールの上でフラメンコだー!

  犯罪:それ一体どこの国のお祝いなのかな。そもそも祝うべきことないよね

 つか丸:僕、初めて9桁の引き算を指を使わずにできたー!

  犯罪:はいはい、えらいえらい

     さて撮れ高も充分のようだからそろそろ銀行強盗をしてみよう

 つか丸:僕、おじさんがスタッフのカンペを守るところ嫌いじゃないよ

  犯罪:べ、別に何とも思ってないんだからね! これは仕事なんだからね!

    それより強盗と言ったらまずは身だしなみだよ。つか丸くん、この目出し帽を被ってみよう

 つか丸:被ったよ。………何も見えない!!

  犯罪:前後逆に被ってるからだよ。それじゃ銀行に行くことすらままならないよ

 つか丸:ママにならないのならパパになればいいじゃない

  犯罪:そういう意味のママじゃないよ。なんか発言がマリー・アントワネットみたくなってるし

 つか丸:パンがなければケーキを食べればいいじゃない。ほーら、後ろに鎧塚

  犯罪:世界観ぶち壊しだよ。パティシエ一人のせいで革命が起きちゃうよ

     目出し帽っていうのは2つ空いた穴を目に合わせるんだよ

 つか丸:これ呼吸しづらいよ

  犯罪:これ鼻と口の部分が空いてないタイプだからね

 つか丸:じゃあ僕目出し帽被らない。代わりにテリー伊藤みたいな変なサングラスかけるよ

     これで防犯カメラに映像が残ればテリー伊藤が捕まるね!

  犯罪:もうそれでいいや。次は武器だよ。つか丸くん、強盗の武器と言ったら?

 つか丸:牛乳を拭いた雑巾!!

  犯罪:そんな強盗前代未聞だよ

 つか丸:成分無調整の!!

  犯罪:君は知識が無調整過ぎるよ。おじさんが用意した武器はコレ、3Dプリンター製の拳銃だよ

 つか丸:わー、最近の流行を完璧に抑えてるー。じゃあ早速銀行に行こうよ

     これってさぁ、ジャンプしたら銀行に到着するやつやるの?

  犯罪:徒歩だよ

 つか丸:トホホ

 

(テクテク、とことこ、しゃなりしゃなり)

 

  犯罪:さぁ、突入するよ

 つか丸:たのもー!!

  犯罪:道場破りかよ

女銀行員:いらっしゃいませ

 つか丸:こ、このカバ、カバ、カ、カバンに………うわあああああ言えないよおおお!!!

  犯罪:それっぽっちのことがなぜ言えないんだ

 つか丸:今思い出した。僕、人体恐怖症だったよ

  犯罪:対人恐怖症だろ。よくそれで銀行強盗しようと思ったね

 つか丸:人体恐怖症は僕のお兄ちゃんだったよ。だからお兄ちゃんの部屋にはダッチワイフが11体いるんだ

  犯罪:どんだけ買ってんだよ

 つか丸:11体いるから「これが俺のなでなでしこしこジャパンだ!」って言ってたよ

  犯罪:日本の恥だね。もういいよ、おじさんが言うよ

     銀行強盗だ。このカバンにありったけの金を詰めろ

(女銀行員、二人に機関銃を向ける)

  犯罪:うおおっ!!

 つか丸:お、女銀行員がまさか機関銃持っているなんて!

  犯罪:忘年会で機関銃を持った女銀行員が銀行強盗を撃退する漫才ならやったことあるけど実際に遭遇するのは始めてだー

     だってその時本物じゃないもの! 予定と違うぞ! こんな展開聞かん銃だよ!

 つか丸:………

女銀行員:………

  犯罪:ノーリアクションはやめて! おい女銀行員、場合によってはここ撃っていい場面だよ!

 つか丸:第2話『犯罪おじさん大スベリ、今夜はビールかけだ(未成年のつか丸がいるのでこどもビール)』の巻

  犯罪:お祝い事じゃないよ。あと未成年への配慮がちゃんとされててなんかイラッとする

女銀行員:えっ、このドラマ今日からスタートじゃないの?

 つか丸:本来放送予定の第1話ですが、内容を慎重に精査した結果、放送を自粛し、飛ばして第2話を放送させていただきます

     放送自主規制した第1話につきましては、今後発売予定のDVDにてご覧いただけましたら幸いです

  犯罪:放送自主規制、ファンの皆様、関係者の皆様、そして第1話にて脇腹から出された内臓をくまなく舐められた女子高生

     大変申し訳ありませんでした

女銀行員:自主規制の理由が明確すぎよ。おいスタッフ、なぜこれでいけると思ったのよ

  犯罪:記念すべき第1回だからいっぱい罪を犯したよ。ペロペロしまくったよ

 つか丸:張り切り過ぎておじさんは女子高生に対して誘拐、監禁、婦女暴行、殺人、死体遺棄をやったからね

女銀行員:駄目だこいつ…早くなんとかしないと…

  犯罪:あと、おじさんがカフェで勝手に携帯を充電したことによる窃盗罪は

 つか丸:どのカメラも撮ってないよ

  犯罪:ズコーーー!!

 つか丸:あはははは、おじさんって相変わらず面白いなぁ。……はぁ、2億ほしい

  犯罪:君の感情どうなってんだよ。高低差ありすぎて耳キーンなるわ

 つか丸:上手いツッコミしてる場合か! 強盗したいのに女銀行員が機関銃持ってるこの状況を打破しないとダメだろ!

  犯罪:急に正義感を見せないでよ。行動としてはむしろ正義というより悪なのに

 つか丸:真面目にやれ! この肉味噌トゲだるま! 

  犯罪:どの要素もおじさんに無いよ。でもこの状況は何とかしないとダメだね

女銀行員:あなたたち、大人しく帰るんなら命だけは助けてあげるわ

     でもまだ強盗する気があるならこの機関銃で蜂の巣にするわよ

 つか丸:僕の中に女王蜂が住み着いてもシックハウス症候群にしてやる! 僕は欠陥住宅だ~い

  犯罪:つか丸くん、君は欠陥住宅なんかじゃないよ

 つか丸:おじさん……

  犯罪:君は人間だから体には血が流れている。つまり血管住宅さ!!

女銀行員:………発射ぁーー!!

(ガガガガガガガガ!!!)

 つか丸:おじさぁーーーん!!!

  犯罪:おじさんは……こんなんじゃくたばらないぞ!!

女銀行員:どうして!? 機関銃の攻撃をモロに受けたのに!?

  犯罪:私には、これがあるからな!!

(ばさぁっ、と犯罪おじさん上着を脱ぐ)

 つか丸:じょっ、女性用スクール水着!!

  犯罪:このおかげで一命をトリートメント、髪質もサラサラ、ダイアン持ち込みだから髪まとまってま~す

女銀行員:それ一体何の素材なのよ…。ん? このパルファムはどこかで

 つか丸:香りのことだね。女銀行員さんはパルファム派なんだね。僕はパフューム派だよ。一生分かり合えそうにないね

女銀行員:どうやら引き下がる気はないようね

     気になってるから聞いてもいいかしら中年男性。そのスクール水着どこで手に入れたのかしら?

  犯罪:これかい? 脇腹内臓女子高生が持っていた物を拝借したんだ

女銀行員:(このパルファム…1ヶ月前、学校からの帰りに行方不明になった妹…そして、その日は水泳の授業があった…まさか…)

     ねえ中年男性、その女子高生の名前って覚えてる?

  犯罪:確か…千夏ちゃんだったっけなぁ

女銀行員:お前らかぁ!! 千夏を殺したのはぁああ!!!

(ザラリグラリ、ガラガラキリガラガラガラガラ!!!)

 つか丸:お、女銀行員の体が岩になっていく!?

  犯罪:これは女銀行員の体が岩石化した怪物、ギンコーレムだ!

 つか丸:ギンコーレム!?

  犯罪:ああ、ウチの親父が手書きで作った『もんすたぁ百選』のNo.113に載ってるぞ

 つか丸:手書きだし百選のくせに100超えてる時点で信用ならない

ギンコー:グオオオオオ!!

(ドガァアン! ドガァアン!)

 つか丸:やばいよ! あのパンチ相当凄いよ!

  犯罪:ギンコーレムのパンチの重さは凄まじい。そのパンチの重さは三秒で漬け物ができる程だ

 つか丸:わー、すごーい

  犯罪:(キムチの場合)

 つか丸:韓国にこの技術パクられそうだね

  犯罪:たくあんは五秒、千枚漬けは千秒、桃栗三年柿八年

 つか丸:ギンコーレムをもってしてもそれだけ時間がかかるなんて、これだから果物は侮れない

     僕漬物にされたくないよ、何とかしてよ。そうだ、3Dプリンターで作った拳銃は?

  犯罪:実は拳銃が出来た喜びのあまり銃弾を用意し忘れちゃってね

 つか丸:意味無いじゃん! 何の為の拳銃だよ! 完全に手詰まりだよ!!

  犯罪:クソッ、何か手はないのか…

 つか丸:「仕方無い、おじさんがパンチを受けている間につか丸くんが窓口からお金を盗めるだけ盗むんだ!

      俺が相手だ、来やがれギンコーレム!」って言ったらどうかな

  犯罪:それは名案だ。やってみよう

     仕方無い、おじさんがパンチを受けている間につか丸くんが窓口からお金を盗めるだけ盗むんだ!

     俺が相手だ、来やがれギンコーレム!

ギンコー:よぐもぢなづおおおおお!!!

(ドガァアン! ドガァアン!)

  犯罪:よくもだましたアアアア!! だましてくれたなアアアアア!! あのパンチ危ねえだろオオオオオ!!

 つか丸:僕のことだって騙そうとしたくせに

  犯罪:おじさんはそんなことしてないよ! 一体何を騙したって言うんだ!?

 つか丸:さっきのギンコーレムのパンチにかかれば直ぐに漬け物が出来る話だけど、漬け物の容器がパンチに耐えられないと思う

  犯罪:あの、それは…それに関しては……うん。……ごめん

ギンコー:グオオオオ!!!

 つか丸:おじさん危ない! お金を探すのが忙しくてそっち全然見れてないけど雰囲気的に多分危ない!

  犯罪:せめて見ろよ

(ギンコーレムのパンチが犯罪おじさんを襲う)

 

 

 

 

 

 

 

 

女子アナ:NHKアーカイブスです。今日お送りする番組は『外で遊ぶ小学生』の番組です

     小学生ならではの発想力、遊びの全容をカメラが収めました。それではご覧ください

 

 

 

(鬼ごっこをする小学生二人)

 

  友人:ターッチ

小学生時代の犯罪おじさん:バリアあるからききませーん

  友人:俺の攻撃バリア破壊するしー

小学犯罪:二重バリアでもう一つはゴーレムのパンチじゃなきゃ壊せませーん

  友人:ゴーレムパーンチ

小学犯罪:でっかい泥人形ごときの走力で鬼ごっこできるわけねえだろ

  友人:くそー

 

 

女子アナ:バリアを張る文化の起源に関しては諸説ありますが、「バリアの文化はワシが始めた」と言っていたので多分私の父です

 

 

映像提供 日本放送協会

 

 

 

 

 

 

 

 

ギンコー:パンチを止めただとぉ!?

  犯罪:幼少期にゴーレムバリアを張ったけど、今では体にサロンパスを貼る日々で、幼少期は片思い、だけど今では肩重いだよ

 つか丸:今ではただのおっさんだね

  犯罪:でもおじさんは幼少期に色々なバリアを張っているからね

     焼死バリア、水死バリア、毒バリア、銃砲刀剣類バリア、ゴーレムバリア、エチェバリア、イースラー、シュールストロム

 つか丸:終盤が日ハムにいた助っ人外人なんだけど

  犯罪:あと警察官バリアも張ってるよ

 つか丸:コイツ最強かよ、絶対捕まらないじゃん

  犯罪:今思えばこれだけバリアを貼ったのもシゲちゃんのおかげだったなぁ…

 つか丸:シゲちゃん?

  犯罪:あぁ、シゲちゃんこと宮﨑重明…通称ASKA

 つか丸:ASKA!? おじさんとASKA知り合いなの!?

  犯罪:そうだよ。でも今は片やトップアーティスト、片や犯罪者。雲泥の差だよ

※お詫び 時間が無くて番組内容の変更が間に合いませんでした。本当だよ。気付くのが遅かったとかじゃありません

  犯罪:さて、そろそろ本気を出してやる

ギンコー:今までは本気だして無かったというのレム!?

 つか丸:お前そんな語尾付いてなかっただろ。今更キャラ付けかよ

  犯罪:ゴーレムは所詮泥人形、つまり弱点は水だ! 喰らえ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     唾液

 

(ぺっ、ぴちゃっ)

ギンコー:ぐあああああ死ぬううううう

 つか丸:ゴーレム弱っ!! たかが唾液なのに!!

  犯罪:つか丸くん大変だ! ゴーレムの魔力が解けてただの砂に戻ろうとしている! このままでは砂に飲み込まれるぞ!

 つか丸:ええっ!? 一体どうすれば!?

  犯罪:この自動ドアに乗るんだ!

(ざばあっ、ざばあっ)

 つか丸:砂の波の上を自由自在に…! これ何なの…?

  犯罪:自動ドアサーフィンだよ。実はおじさんは自動ドアサーフィン3級ライセンスを持っているんだ

 つか丸:それ需要無いでしょ

  犯罪:ユーキャンができた当初は講座もあったんだよ。当時は自動ドアサーフィンと大正琴しかなかったけどね

 つか丸:ユーキャンにも黒歴史ってあったんだ

  犯罪:ちなみにおじさんのライド、どうだい?

 つか丸:華麗で繊細な乗りこなしだね

     下着の中に密やかに息づく薄い飾り毛と硬く閉じた秘部を撫でまわす優しき手のイソギンチャクのごとき指遣いのよう

  犯罪:つか丸くんはまだ官能小説を読んでいい年齢じゃないぞ

     あ、そういえばちゃんと窓口からお金は盗めたのかい?

 つか丸:1円も盗めなかったよ!

  犯罪:ええっ!? おじさん結構時間稼ぎしたよ。何で1円も盗めなかったのさ

 つか丸:お金になぜか着物着たおっさんが描かれてて怖かったんだよ!

  犯罪:それ福沢諭吉! この対人恐怖症! 君は銀行強盗に向いてないっ!

 

 

お わ り

 

 

 

 

 

 

 

 

‐次回予告‐

 

 つか丸:おじさんの料理は美味しいなぁ

  犯罪:そうだろうそうだろう

 つか丸:ところでこれ何?

  犯罪:千夏ホルモン

 つか丸:ブハッ!

ナレーション:次回、第3話『ハラキシム・ザ・ホルモン』

       千載一遇の塩ホルモンチャンス到来! だけど、塩を見ると発狂する大家さんの家賃取り立てまであと30分!

       スーパーから盗んだ塩を片付けることはできるのか!? 残りは37kgだ!


ジンガー

マグネッツ

スライドGARAS

サイクルハンマー

QQQ

加点・減点

平均点

総合順位

36

92

67

28

42

67

60

20

58.8

21位

・状況が分かり辛いものだったりボケを詰め込んだりと序盤から飛ばし過ぎてて、
中盤までは理解が追いつかないまま(面白い面白くないとかじゃなくて理解するために)読んでいるという感じになってしまいました。
中盤以降にしても、内容的に引いてしまう部分が多く、笑える部分が少なかったかなぁと。
ボケの出し方、ツッコミ方はしっかりしてると思うんですが、内容的な部分でこれは人を選びんじゃうかと…(ジンガー)

・フランスパンってこんなユニットだったっけ……?
滅茶苦茶な中に「実は拳銃が出来た喜びのあまり銃弾を用意し忘れちゃってね」とかちゃんとしたボケが放り込まれてくる感じが絶妙でした。
滅茶苦茶な展開をしまくる割に設定からもブレすぎずボケも外れが少ない、かなり絶妙なところをついていたと思います。(マグネッツ)

・「女銀行員:………発射ぁーー!!」が物凄い僕の中で図抜けた笑いどころで
実際そこをピークに笑いどころも山型になっている(もちろん綺麗な山ではないですが)印象でした。
発射の後から何か散漫になってしまったように感じました。(スライドGARAS)

・面白そうなフレーズは散りばめられてるんですけど、混沌としすぎてついてけなかったです
ツッコミがあったり無かったり、何が許されて何がダメなのかがずっと不明瞭な印象でした
個人的に最初のクラスメイト6人捕まったのがピークでした(、)

・うわぁこれは前半すごく面白かったのに後半が惜しいです。
「女銀行員:えっ、このドラマ今日からスタートじゃないの?」が違和感あり過ぎです。
なぜ銀行員が、つか丸と犯罪の2人の中だけでしか成立しない会話の中に入ってくるの?って感じでした。
これ以降の部分のネタには完全についていけなくなりました・・・
序盤の「裕福な人を見ると高確率でこのような発作を起こす」のくだりなんかは本当に笑ったんですけどね。
今後大化けする可能性はあると感じました。次回以降に期待してます。(サイクルハンマー)

・こちらも3人ともボケたりツッコんだりしてるんですが少し混沌としていたので、当たりが大きかった反面ボケとしてあまり機能せず埋もれちゃっている箇所も多くて少し損をしている様な気がしました。
でも所々荒削りながらも当たったボケはガツンと来て、「つまり血管住宅さ!」から「発射~!!」までのガン無視する流れと2回目のASKAテロップを出した時の白々しさ加減がすごく面白かったです。
ただ「第2話~」の台詞を発した際、てっきり次回予告が入り出したのかと一瞬勘違いしそうになったくだりが少し気になりました。(QQQ)

・ネタがとにかくぶっ飛んでいて嵌るか嵌らないか、人を選ぶようなネタだなぁと思いました
個人的にはネタが濃すぎてちょっと引いてしまう感があったのですが、このぶっ飛び感は
いずれ大きな武器となると思いますのでこのスタイルで頑張ってもらいたいです(翔)


エントリーNO.11 パプリカ

「パプリカ」

 


 《作者からのお願い》

 ※ここでは国民的アイドルの「パプリカ」と愉快な仲間たちが登場します。
  部屋を明るくして画面から離れて、そしてくれぐれも″温かい目″で見てください。





パプリカ:もっとBIGな野菜になりたい

ピーマン:だったら色んな野菜にアドバイスをもらうといいよ

パプリカ:黙れ! ピーマンの分際がおれに指図するな!

ピーマン:・・・






キャベツ:どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました

ピーマン:僕の意見を採用してるじゃん

パプリカ:黙れ! ピーマンの分際が!

キャベツ:まぁまぁ BIGな野菜になるには適度に水を飲むことだね


(パプリカは水を飲みました)
(パプリカはBIGになれなかったのでキャベツを炒めて捨てました)



レタス :どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました

ピーマン:そんなことよりキャベツが可哀想

パプリカ:犯罪者はそれなりの罰を受けるべきだ!

ピーマン:キャベツを犯罪者扱いするとは・・・

レタス :まぁまぁ BIGな野菜になるには太陽のに当たることだね


(パプリカは太陽に当たりました)
(パプリカはBIGになれなかったのでレタスの色素を全て抜きました)



きゅうり:どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました

ピーマン:レタスも可哀想

パプリカ:あんな奴に色素は勿体ない!

ピーマン:君は一体どの立場なんだ

きゅうり:まぁまぁ BIGな野菜になるためには栄養のある土に変えることだね


(パプリカは土を変えました)
(パプリカはBIGになれなかったのできゅうりをコーラに突っ込みました)



 なす :どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました

ピーマン:僕はきゅうり味のコーラは好きですよ

パプリカ:僕はファンタが好きです

ピーマン:聞いてねえよ

 なす :まぁまぁ BIGな野菜になるためには水を飲むことだね


(パプリカはなすに漂白剤を大量にかけました)


すいか :どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました

ピーマン:やってることがグロいよ

すいか :まぁまぁ BIGな野菜になるためには水を飲むことだね


(パプリカはすいかをカブトムシのエサにしました)


トマト :どうしたんだい☆パプリカ君☆ ほぉぉぉぉぉ☆

パプリカ:は? うざい!

ピーマン:カブトムシはすいかを美味しそうに食べてたよ
        そんなことよりトマトうざいな

トマト :もっとBIGな野菜になりたいんだって? ほぉぉぉぉぉ☆

パプリカ:うざい!

ピーマン:うざい

トマト :まぁまぁ BIGな野菜になるためには・・・


(パプリカはトマトをスペインに送りました)


カボチャ: どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました

ピーマン:スペインは今頃、祭りで盛り上がってるかな

カボチャ:まぁまぁ BIGな野菜になるためには雑草を処理するといいよ


(パプリカは除草剤を使ったら大変なことになりました)
(パプリカの手によってこの世からハロウィンが無くなりました)


アマチャ:どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました

ピーマン:カボチャにとって間接的な嫌がらせだね

パプリカ:だって大変なことになっちゃったんだもん

ピーマン:つーかアマチャって誰だよ

パプリカ:つーかアマチャって誰だよ!

アマチャ:まぁまぁ BIGな野菜になるためには気持ちも大切だよ


(パプリカはアマチャになにもしませんでした)


ニンジン:どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました

ピーマン:なにもしなかったのは何故

パプリカ:どうしていいか分からなかったから・・・

ニンジン:まぁまぁ BIGな野菜になるためには肥料を使うと良いよ


(パプリカは肥料を使いました)
(パプリカはBIGになれなかったのでニンジンを馬小屋に放り投げました)


みかん :どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:果物に用はない!

ピーマン:果物に用はない

みかん :もっとBIGな野菜になりたいんだって?

パプリカ:果物に用はない!

ピーマン:果物に用はない

みかん :まぁまぁ もっとBIGな・・・


(パプリカの手によって愛媛県が無くなりました)


ダイコン:どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました

ピーマン:みかんにとっては間接的な嫌がらせだね

パプリカ:だって果物に用はないから!

ダイコン:まぁまぁ もっとBIGな野菜になるためには音楽を聴くと良いよ


(パプリカは音楽を聴きました)
(パプリカはBIGになれなかったのでダイコンをおろして下水に流しました)
(パプリカはBIGになれなかったのでL'Arc~en~Cielを処分しました)


ハクサイ:どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました

ピーマン:ダイコンはまだしも何故L'Arc~en~Cielを処分する

パプリカ:奴らの音楽を聴いてもBIGになれなかったから!

ピーマン:飛んだとばっちりじゃねえかよ

ハクサイ:まぁまぁ もっとBIGな野菜になるためには、そうだな
        君はアイドルなんだからそっちで頑張ってみるのはどう? パプリカ君

パプリカ:それは名案だ!!

ピーマン:お前アイドルなのかよ


(しばらくの月日が過ぎました)


パプリカ:ということでアイドルのパプリカは54枚目のnewシングルを発売しました

ピーマン:以外とベテラン

パプリカ:同期は中澤裕子

ピーマン:以外とベテラン

パプリカ:そしてそのCDのタイトルは「パプリカのゴールなき旅」

ピーマン:以外とカッコいい

パプリカ:それでは ミュージックスタート


(曲が流れる)
(「パプリカのゴールなき旅」 作詞.つんく♂ 作曲.つんく♂ 編曲.ピーマン)
(曲が止まる)


ピーマン:どうした?

パプリカ:不愉快だ!

ピーマン:何が?

パプリカ:なにお前、しれっと参加してんだよ!

ピーマン:参加してたの知らなかったのか?

パプリカ:発売するまで知らなかった! これを知っていたら俺はこの歌を歌わなかっただろう

ピーマン:仮定法過去だ

パプリカ:どうしてくれるんだ発売しちゃったじゃねえかよ!

ピーマン:諦めろよ

パプリカ:諦められるかよ!


(パプリカは諦めました)


パプリカ:ということでツアーライブを行います

ピーマン:以外とあっさり諦めた

パプリカ:東北から始まり関東、関西と行って三国そして九州でフィナーレ

ピーマン:全国を回るんですね
        あと分からない人のために説明すると、愛媛県はパプリカに抹消されたから四国じゃなく三国なんですね

パプリカ:あとついでにスペインも行きたい

ピーマン:トマトの様子を見に行くのでしょうかね

パプリカ:あとついでに映画にも出たい


(パプリカは映画に出演することになりました)


パプリカ:ということで主演に抜擢されたので映画見てね

ピーマン:ついでで映画に出れるお前はすげえな

パプリカ:国民的アイドルですから


(それからしばらくの月日が過ぎました)


ピーマン:新しく出てきたアイドルグループが人気だそうで

パプリカ:そう それで俺の人気が減ってった

ピーマン:そのアイドルグループの名が「ベジタブルズ」だそうで

パプリカ:そのメンバーが
        1.炒められたキャベツ (リーダー)
        2.色素を抜かれたレタス (サブリーダー)
        3.アマチャ
        4.きゅうり味のコーラ
        の四人だそうです

ピーマン:全員知り合いだね

パプリカ:つーか最後のは野菜じゃなくて飲み物だろ!

ピーマン:つーかアマチャって誰だよ

パプリカ:つーかアマチャって誰だよ!

ピーマン:ついでにベジタブルズのCDを持ってきました

パプリカ:聴いてみよう


(曲が流れる)
(「野菜界の落ちこぼれ」 作詞.秋元康 作曲.秋元康 編曲.ピーマン)
(曲が止まる)


ピーマン:どうした?

パプリカ:不愉快だ!

ピーマン:何が?

パプリカ:お前は俺の見方か?敵か?

ピーマン:どちらでもない

パプリカ:それじゃ納得 でも悔しいからベジタブルズを倒します


(パプリカはベジタブルズをスムージーにして下水に捨てました)


パプリカ:一件落着

ピーマン:お前、怖えな

パプリカ:それほどでもぉ~

ピーマン:誉めてねえよ あと1回スムージーにする必要はあったのだろうか

パプリカ:スムージー流行ってるから

ピーマン:これは納得

パプリカ:ところで俺はBIGになれただろうか?

ピーマン:どうだろう?


(パプリカは少しBIGになりました)


パプリカ:少しだけBIGになれました

ピーマン:良かった良かった

パプリカ:でももっとBIGになりたいから他の野菜の意見を聞こう






クレソン:どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました
        しかも、おしゃれなクレソンさんに

ピーマン:うわー 本物のクレソンさんだ おしゃれでイケメンだ

クレソン:もっとBIGになるためには何事もアクティブに行うことだ


(パプリカは何事もアクティブに行いました)
(パプリカはBIGになれなかったのでクレソンを燃やしました)


プチトマト:ほぉぉぉぉぉ☆

パプリカ:・・・

ピーマン:・・・


(パプリカはプチトマトをスペインに送りました)


ゴボウ :どうしたんだいパプリカ君

パプリカ:もっとBIGな野菜になるためにアドバイスをもらおうと思いました

ピーマン:果たしてプチトマトはスペインのお祭りに参加できるのだろうか?

パプリカ:知らねえ!

ゴボウ :まぁまぁ もっとBIGな野菜になるためには適度に頑張れ


(パプリカは適度に頑張りました)
(パプリカは見事BIGになれました)


パプリカ:やった~

ピーマン:おめでとう

灰になったクレソン:お前らやってくれたな!

パプリカ:燃やしたクレソンが怒ってる~

灰レソン:くらえ! SMALLになるやつ~!


(パプリカはSMALLになりました)


パプリカ:もう1回最初からやり直しだ


(しばらくの月日が過ぎました)


パプリカ:ということで55枚目のnewシングルが昨日、発売になりました

ピーマン:そのタイトルは?

パプリカ:まだ未定

ピーマン:もう発売されてるのに?


(数日後)


パプリカ:オリコンウィークリーチャートが発表され順位が分かるようになりました

ピーマン:そういえば 前回は何位だったんだろう

パプリカ:さあ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オリコンウィークリーチャート

1位 「夢の続き」 歌.ピーマン

2位 「まだ未定」 歌.パプリカ

3位 「野菜LOVE」 歌.スムージーベジタブルズ

4位 「食べるな危険」 歌.なすWith漂白剤

5位 「ポリリズム」 歌.Perfume

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


パプリカ:不愉快だ!


(ピーマンはBIGになりました)


パプリカ:不愉快だ!!!!!












※このパプリカはフィクションです


エントリーNO.12 第七女子会

「霊出るおうち HOME SWEET HOME」

一条「駅から歩いて5分で築3年、風呂トイレがついてて家賃も安い。好条件に飛び付いて即決しちゃったけど……早まったかな~……」

三田「何故?」

四谷「いいとこじゃんか」

五島「ええ、とても住みやすそうなところですよ」

一条「……この部屋、幽霊が出るのよ……」

三田「幽霊? そんな非現実的な存在がいるとはとても思えない」

四谷「まったくだ。いきなり何を言い出すかと思ったら、笑っちまうぜ」

五島「一条さんは怖がりですねえ。ははは」

一条「……あんたらよ。幽霊ども」

四谷「そういやそうだったな」

三田「幽霊生活が長すぎて、忘れていた」

五島「まったくです」

一条「こ、こいつらは……!」

五島「まあまあ。わたしたちのことは家具だと思って貰えれば」

一条「そんなに言うなら箪笥みたいにあんたを扱ってやろうかしら!? 着なくなった服をその口にねじ込むわよ!? この野郎!」

三田「我々はそういうのではなく、インテリアオブジェだから」

一条「大した自信ね!? インテリア気取れるほど見れたルックスだと思ってるの!?」

四谷「そんなことより、そろそろ夕飯だろ? 飯を供えてくれよ」

一条「家具がご飯をねだらないでよ! くぅ~……なんであたしが見ず知らずの幽霊のお供え物を用意しなきゃなんないのよ……」(冷蔵庫へと向かう)

三田「……」(一条についていく)

一条「……なんで付いてくんの?」

三田「私、背後霊なんで」

一条「そうなんだ!? あれ? でもあんた、あたしがこの部屋に引っ越してくるまでは、いなかったわよね?」

三田「ごめん。サボってた」

一条「サボってたんだ!? 背後霊の背後にくっつく執念って、サボれる程度のもんなんだ! 中学生の授業感覚の責任感なんだ!」

三田「ずっと何かを忘れていたような気がしていたのだけれど、一条が引っ越してきてくれたおかげで目的を思い出せた。ありがとサンキュ」

一条「感謝されちゃった! そんで軽いな、感謝の言葉が!」

三田「ただ、あんまり動き回られるとついていくのが面倒なので、なるべく動かないでいてくださるとありがたい」

一条「死者が生者に注文をつけないでよ! 悔しいから反復横飛びしてやるわ!」

三田「や……やめ……疲……れ……る……」

一条「たったこれだけの反復横飛びでもう息も絶え絶え!? ちょっとそれは深刻なレベルの運動不足じゃないの!?」

四谷「なあー、お供え物まだあー?」(コップを割り箸でチンチン)

一条「あんたは生者にお供え物強要しないでよ! ほら、イカ刺しよ!」

四谷「てめえ! あたしがイカアレルギーだと知っての狼藉か!?」

一条「知らんわよ、そんなこと! 会社からもらっちゃったのよ! 10キロ!」

四谷「お前、どこの会社勤めてんだよ!?」

一条「アパレル関係なんだけどー」

四谷「アパレル関係で何故にイカ!?」

一条「ちょっと、会社が取引先との関係で大量に貰っちゃったみたいでさー。世の企業には、意外なところで繋がりがあったりすんのよ」

四谷「えー……アパレル関係とイカは繋がんねえだろ……イカ着るのか? ベタベタになるわ! つーか生物10キロを社員に渡す会社も会社なら、受け取るお前もお前だからな!?」

一条「ところでさ。あたしの後ろにいるやつは背後霊らしいけど、あんたらは何なの?」

四谷「(ぱくり)お、意外とイカ美味いな」

五島「おや、アレルギーは大丈夫なんですか?」

四谷「あー、死んだら無くなったみたいだ。試しに喰ってみるもんだなー」

五島「アレルギーがあると分かっているものを、試しに食べてみないで下さいよ。危なっかしい」

一条「聞きなさいよ、人の話を! 幽霊のあんたらの存在の方がよっぽど危なっかしいってのよ!」

四谷「話はちゃんと聞いてるよ。アレだろ? ジャニーズでは誰が一番カッコいいかって話だろ?」

一条「全然話聞いてないわよね!? 松本くんですけど何か? で終わる話題よね!?」

三田「櫻井キュン」

五島「草なぎくん」

四谷「アタシはジャニーズ興味ねえわ」

一条「あなたが振っておきながら!? じゃ、なくって! あんたらは何霊か? っつってんのよ!」

五島「わたしはあれですね。守護霊」

一条「守護霊? ……一応聞くけど、誰の?」

五島「あなたの」

一条「……あんた、あたしがこの部屋に引っ越してくるまでは、いなかったわよね?」

五島「自分の仕事を忘れていましたよ」

一条「背後霊に続いてあんたもなの!? なに、今時の幽霊は、自分の仕事もろくにこなせないの!? 生者の日本社会はこんなにも厳しいというのに、あんたたちときたら!」

五島「まあまあ。有名な歌でこんな歌詞があるじゃないですか。『おばけにゃ会社も~仕事もなんにもない♪』って」

一条「アンタには仕事あるじゃん! 守護霊じゃん! 守護(まも)りなさいよ!」

五島「そうは言ったって、自分の身は自分で守るべきです」

一条「言う人が言えば正論だけれど、少なくとも守護霊が言うことじゃないわ! もっと仕事に命かけなさいよ!」

五島「……や、もう命無いですしね」

一条「幽霊ってみんなこんななの!? 一度命失うと、こんなちゃらんぽらんになっちゃうもんなの?」

五島「あなたも死ねば分かりますよ」

四谷「いいもんだぜ、死ぬってのも」

三田「うむ。一度死んでしまえばなぜあんなに必死で生きていたのか分からなくなる」

一条「ちょっと死ぬことがいい感じに聞こえてきて怖いわ!」

五島「一条さんもどうですか? ちょっとだけ、死んでみませんか」

四谷「大丈夫。みんなやってるから」

三田「自分を殺すだけなら合法」

一条「ちょっと!? あたしを死の世界に引きずり込もうとしてない!? なんかいけないお薬勧めるみたいに言ってくるけれど!
   あたしは生きるからね! 自殺、ダメ絶対! ……で、イカ食ってるアンタは何霊なの?」

四谷「ああ、あたしはあれよ、地縛霊」

一条「自縛霊? 自分を縛ってるってこと? なに、あんたマゾだったの?」

四谷「地縛霊だ! 土地に縛られる霊のことだよ!」

一条「結局縛られてるんじゃん」

四谷「お前が一つ前に自分を縛るとか言うからだろうが!」

三田「縛られるのがお好き? よければその快感に、お手伝いしてあげる」

四谷「好きじゃねえよ! 何、恍惚の笑みを浮かべてんだ、背後霊! サドかテメェは!?」

三田「まぁ、否定はしない」

四谷「否定しないの!?」

三田「むしろ積極的に肯定していきたいと思う」

四谷「肯定しちゃうの!? 大したカミングアウトでございますな!」

一条「あたしの背後霊ってサドだったんだ……。なんかやだな……」

三田「嫌ね、一条さん。別にサドだからといって何かをするというわけでは。……時に、ろうそくと三角木馬は?」

一条「絶対に何かしようとしてるわよね!? ろうそくはともかく、一般家庭に三角木馬があるか!」

三田「残念。私が生きていた頃には、自宅にあったのだけれど」

一条「それはアンタの家だからだ! ……っと、話が逸れたわね。えっと、アンタは地縛霊なんだっけ? なんでまたこんなところに?」

四谷「そりゃ、ここで自殺したからだろ」

一条「え……」

四谷「いろいろ人生苦労しててね~。上部だけの薄っぺらな友達付き合いとか? 結局体だけが目的の恋人関係とか? そういうのに疲れちゃってさあ~」

一条「そう……なんだ」

四谷「まぁ、今は楽しいんだけどさ。アンタらみたいなのに囲まれて日々を過ごして。死んでるけど。それでもまあ、死んだことを後悔してるような気もするし、そうでもない気もする。
   欲を言えば生きてるうちにアンタらみたいなのに会えたらよかったんかな、みたいなことは思うけど……それは言っちゃダメなんだろうな」

一条「……イカ、食べなよ」

四谷「おう。悪いな」

一条「たくさんあるから。10キロあるから。食べなよ」

四谷「おう。サンキュ。多いな」

三田「地縛霊さん。今度亀甲縛りしてあげますね」

四谷「あたしはマゾじゃねえよ」

五島「地縛霊さん。今度何かしてあげるね」

四谷「曖昧だな」

(ピンポーン)

一条「あはは……な、なんかお客さん来たみたいだから、ちょっとあたし出てくるね。はいはーい」

(玄関に行き、ドアを開ける一条)

一条「はい。どちら様?」

二階「この部屋は呪われているっす」

一条「はい!? どちら様!?」

二階「この部屋には、悪い“気”が溜まっているっす」

一条「いやまあ、確かに沈鬱な空気にはなっていましたけど……あの、どちら様?」

二階「この部屋には幽霊がいるっすね」

一条「なんでこの人、頑として自分の身分を明かさないの!? って……幽霊?」

二階「そう。幽霊っす」

一条「……分かるんですか?」

二階「えぇ。この部屋には禍々しいオーラが漂っているっす。うようよいるっすよ。とりあえず上がらせてもらっていいっすか?」

一条「……はあ。時に、お宅はどちら様?」

二階「では、上がらせていただくっす」

一条「うわぁ、名乗らない人を部屋に上げちゃった……」

二階「むむむ……感じます。感じますよ~」

四谷「あ? なんだよコイツ?」

五島「一条さんの知り合いですか?」

二階「むむむ! 完全に霊がいるっすよ!」

五島「お? 彼女にはわたしたちが見えてるのですか?」

二階「ほら! ここに! ここにいるっすよー!」

四谷「……なぁー。コイツはなんで誰もいないところを指して叫んでんの?」

五島「わたしたちが見えてないんじゃないですか?」

一条「インチキかい!」

二階「インチキとは失礼な! こんなにも悪霊がウジャウジャいるというのに! ほら、あなたにも背後霊が取り憑いているっすよー?」

三田「……あっ」(慌てて一条の背後へ)

一条「……あんた、言われるまで忘れてたでしょ?」

三田「今のは誤差の範囲内」

一条「……や、まあ、本人がそれでいいならいいけどさ……ってこらこらこら!」

二階「? なんすか?」

一条「なんすか、じゃないですよ! 何、人の部屋で塩を撒いてるんですか!?」

二階「素人が口を出さないでほしいっす」

一条「霊が見えないインチキ霊媒師に言われたくないです!」

二階「塩には場を清めて霊を退治する効果があるんすよ!?」

五島「床がざらざらするね」

四谷「こりゃ後で掃除が大変だな」

一条「効いてないんですけど! ピンピンしてるんですけど!」

三田「……う。ちょっと立ちくらみが」

一条「アンタのはただの低血圧よ! 運動不足霊め! 今度あたしのビリーズブートキャンプ貸したげるから、それやりなさい!」

四谷「あれ運動不足解消じゃなくて、痩せるやつじゃねえのか?」

五島「しかも、持ってるんですね……。昔、買ったんでしょうね」

二階「なかなかしぶとい霊っすね。これは取り憑いている人物の神経の図太さが、影響してるんすかね……?」

一条「ちょっと。今、軽くあたしをディスらなかった? あたしの何を知ってんのよインチキ霊媒師め」

二階「おっ。こんなところにイカが落ちてますね。ぱくり」

一条「落ちてないわよ。きれいにお皿の上に盛られてたでしょうが。人の飯をつまみ食いするんじゃないわよ」

二階「ぶはっ!? このイカ、しょっぱすぎるっすよ!?」

一条「あんたがさっき塩を撒いたからでしょうが! イカにかかっちゃったじゃないですか!」

二階「まったく。こんな塩辛いイカなんて没収ものっすよ。丁度タッパーを持っててよかったっす」

一条「気に入って持ち帰ろうとしている!? あんたの味覚どんな状況よ!」

二階「ところであなたは、かつてこの部屋で人が自殺したという話を知っているっすか?」

一条「え……? ま、まぁ……はい」

四谷「……」

二階「おや、ご存知っすか。分数の計算も満足に解けなさそうな顔をしてるくせに、そういう噂には敏感なんすね」

一条「完全にあたしをディスってるわよね。何よ、そっちこそ鎌倉幕府の成立年も言えなそうに顔しちゃって」

二階「鎌倉幕府っすか? 世間的には1192年に源頼朝が征夷大将軍に任官されてから始まったという説が流布してるっすが、実質的には頼朝の統治機構は1192年より前から存続していたため、
   現在では1185年頃が鎌倉幕府の成立年であるとする見方が有力っすね。まあ、歴史のことなんて、調べれば調べるほどに新たな情報が見つかって変わっていってしまうものっすから、
   今後もその成立年が覆される可能性はなきにしもあらずっすけど」

一条「ぎゃふん……」

二階「まあ、そんな話はどうでもいいんす。いや実はこの部屋に巣食っている悪霊の正体は、この部屋で自殺した人物が、成仏することができずに残ったものなんすね」

一条「は?」

二階「どうやら相当ひどくこの世を怨んで死んでいったみたいっすね。何でもいいからこの世に害を為して、生きてる奴等を片っ端から絶望に叩き落としたいとか考えてるタイプの霊っす」

三田「まさか……地縛霊さんが……」

五島「そんな……地縛霊さんが……」

一条「いや、あんたらは信じちゃダメでしょ! どうせこんなインチキ霊媒師の言うことなんて、全部嘘なんだから! あなたも、そんなインチキを言うのやめてください!」

二階「嘘じゃないっすよ、一条さん。だいたい自殺なんかしてる時点でもう社会的に弱者なのに、そのうえ悪霊化して生者に迷惑かけ続けてるとか――」

一条「やめろってんでしょうが!」(二階をひっぱたく)

二階「……殴ったっすね?」

一条「殴ってなぜ悪いか! アンタはいい、そうして死者を冒涜したって、痛くも痒くもないだろうさ! だけどここで死んだあの子は、自分を冒涜した相手に仕返しする機会すらないんだ!
   だって……だってあの子は死んじゃったんだから!」

四谷「一条……」

一条「自殺は悪いことだよ! 死ぬことは何よりも悪いことだよ! あたしは自殺なんかする奴の気持ちなんか、悪いけど全然わからない!
   でもさ……死ぬほどまでに追い詰められた人間が、どうして死んでからも人から悪く言われなきゃならないんだ! 少なくともあたしだけは、ここで死んだ奴を悪くは思わない!」

二階「……何、いい子ぶってるんすか! 消費税計算も満足にできなさそうな顔をしちゃって!」(一条に殴りかかる)

三田「……」(一条の体を引っ張り、後ろへ下がらせる)

五島「よっ」(テーブルをこっそり動かして二階の足下へ移動させ、足に引っ掛けて転ばせる)

二階「ぎゃふん!」(転ぶ)

一条「帰ってください、インチキ霊媒師さん。確かにこの部屋には霊が巣食っています。ですが……退治しなけりゃならないような悪いやつらじゃないんですよ。
   ……あと、あたしは消費税計算できますから。一人暮らしの女の生活力、なめないでください。
   たとえこの先消費税率が上がって計算めんどくさいパーセンテージになったとしても、きちり対応してやります」

五島「あ、それ気にしてたんですね」

二階「……く……この部屋にはいつか必ず悪霊が現れるっす! 覚えてろっすよー!」(部屋の外へと逃げていく二階)

一条「……行ったか。ごめんね、地縛霊。変なの部屋に上げちゃって」

四谷「いいよ。気にしてねえし」

一条「そ」

四谷「……………………ありがとな」

一条「ふふ」

(キキーーーッ! ガッシャーーン!)

一条「ええっ!? 今の何の音!? ちょっといい感じの雰囲気が吹き飛んじゃったんですけど!」

五島「どうやらマンションの前の道路で交通事故みたいですね。窓から見えますよ」

一条「うわほんとだ……」

(ピンポーン)

一条「うん? 今度は誰かな……」

(一条、玄関に行く)

二階「どうも。予言通りやって来ました、悪霊っすー」

一条「……帰ってください」

二階「……って、うおっ!? さっきまではいなかったのに部屋の中に3人も人が増えてるっすよ!? あれって幽霊なんじゃないっすか!? 怖ぁっ!」

一条「だからぁ……帰れっての!」


ジンガー

マグネッツ

スライドGARAS

サイクルハンマー

QQQ

加点・減点

平均点

総合順位

63

53

55

62

90

69

75

 

66.7

16位

・物語として面白いのですが、(自分が思うところの)コントとして読むとすると笑いの面での物足りなさを感じてしまいます。
前半はまだ笑える空気で読んでたんですが、後半は完全にしんみりした感じで、笑いはなかったかなぁと。
話の読みやすさとかは非常にしっかりしてると思いますし、その中でもっと幽霊のキャラを特徴づけたりして
コントコントしたのが見たかったですね。(ジンガー)

・ストーリーとしては好きなのですが、コントというよりは面白い演劇かゆるい漫画のような雰囲気を感じました。
やり取りが予想の範疇であることが多く、四谷さんが重い設定を持って居たところなど、意表はつけても笑いには繋がってない部分が多かったかなと。
イカがしょっぱくなるところと鎌倉幕府のくだりは面白かったし、二階さんのキャラはコント的でよかったです。
LC-杯だからこそ見たいネタではありました。(マグネッツ)

・インチキ霊媒師が出てくるまでは、正直「あれ?」って感じだったのですが、
霊媒師登場からは上昇してきました。
あとは、笑いを取るフレーズがやや「狙いすぎ」に見えたので、そのあたりがやや高い点数をつけにくいポイントでした。(スライドGARAS)

・背後霊や守護霊が今までサボってたというボケに無理くり感を感じましたが、全体的にはまとまってて良かったんじゃないでしょうか
ただ肝心のボケが全体的に薄味でしたかねー。インチキ霊媒師がぶっ飛んでてそこで盛り返した感じはしましたが
後ところどころの倒置法ツッコミがどういうのを狙ってるのかなと気になりました(、)

・これはスゴい。前半から中盤まで十分に笑わせた上に、終盤には感動までさせてくれるなんて・・・
「でもさ……死ぬほどまでに追い詰められた人間が、どうして死んでからも人から悪く言われなきゃならないんだ! 少なくともあたしだけは、ここで死んだ奴を悪くは思わない!」
は名フレーズです。私も同じく、幽霊の気持ちは理解してあげたいと思ってしまうんですよね。なのでそれほど怖いとも思わないです。
このネタも間違いなく優勝候補でしょうね。質の高い作品でした。(サイクルハンマー)

・こういった多人数でドラマチックなコントを書く方って意外と少ないので、そういった意味でも楽しく読むことが出来て面白かったです。
ただ途中二階が出てきた辺りから結局何をしに来たのかよく分からないまま四谷を庇う方向に話が進んでしまい、ご都合主義にも似た落とし急いだ感が出てしまっていた様な気が。
前半の幽霊それぞれの属性なんかはもっと活かせそうな気がしたので、もっと長い尺のバージョンも読んでみたいと思いました。(QQQ)

・お芝居を見ているような感覚ですね
キャラが活きていて、見せ方が上手ですからどんどんとネタを読みたくなっていきます
話の動かし方も良かったんですけど、この設定でこの人数でこのキャラ作りをするならあと100~
200行くらいあってもいいと思います
要はもっとじっくり見たいなって事なんですけど、それはあまりにも無茶な要求かもしれません(翔)